【ライブレポート】としみつ(東海オンエア)1stワンマン「俺が憧れの対象になってやる」

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東海オンエアのメンバー、としみつが初のワンマンライブ『歌みつ』を2月1日(土)に東京は吉祥寺CLUB SEATAで行なった。

昨年6月に1st EP『THE BEST』をリリース。<U-FES.> <ミノロック>など多くのライブを通して、ボーカリストとしてひとつずつ経験を積んできたとしみつが、いよいよ初のソロワンマンを実施することとなった。会場にはこの日を心待ちにしていたファンが詰めかけ、開演の時を今か今かと待ちわびている。ステージにドドンと飾られた“歌みつ”のバックドロップもかっこいい。


やがて客電が落ち、レザージャケットを纏ったとしみつがバックバンドを従えた編成でステージに現れると、黄色い歓声がとめどなくあふれ返った。1曲目は自分らしく生きていくことを宣誓する「キャンバス」。重量感のあるバンドサウンドをこの日に向けて十分に仕上げてきたようで、としみつは音に身を任せながら気持ちよさそうに歌い、アッパーな「BAKANINARE」へと快調に繋ぐ。「『歌みつ』始まったぞー! さあ、バカになれる人はどんだけいますか?」とエンタテイナーぶりも冴え、痛快な曲調に合わせてフロアの温度はグングンとヒートアップしていった。




シンガロングなどの熱いリアクションを受け、早くも上着を脱ぎ捨てたとしみつは「俺が観たくて来たんでしょ? 本日はようこそお越しくださいました。ワンマンライブというものをやるのは5年ぶりで、Charactic Note(としみつが以前所属していたバンド)のとき以来。1人でステージに立ち続けるこの感じをみなさんと味わえて嬉しいです」と挨拶し、バンドメンバーのTAKASHI(Ba)、RYOTA(Dr)、越前谷直樹(Key)、Yoichi(Gt)を紹介。


そして、「今日は何が聴きたくて来たの!?」という煽りから、ブラスアレンジとギターロックがマッシュアップされたキレキレの新曲「逃げるが勝ち」へ。未発表のナンバーでも、抜群にキャッチーな歌でオーディエンスをガンガン引っぱることができる。そんなパフォーマンスがいつにも増して頼もしい。絶好調のとしみつは「僕のワンマン童貞を奪いにきたあなたたち、最高の声を聞かせてください! 男は野太く、女はエロく、よろしくお願いします」と前置きした「C.A.K.E」でさらに加速。セリフパート、コール&レスポンスありのこの曲はやっぱりニクいほどに盛り上がりまくる。


続くMCでは「今日、りょうくんは出ないよ?」と自虐をかましたり、初めてライブハウスに来た人を気遣ったり、お客さんに男性も女性も多いことを喜んだりと、ファンとの交歓を楽しむ。場内が理想的なテンションになってきたところで「せっかくワンマンでスペシャルなので、カバーを1曲やっちゃっていいですか?」と届けられたのは、なんと映画『NANA』の主題歌でおなじみ、中島美嘉の「GLAMOROUS SKY」だった。このサプライズには歌い出しから大歓声。としみつのボーカリストとしての力量も再確認できるナイスな選曲で、ポップなメロディーに満たされたフロアが興奮の坩堝と化す。



「5年前はバンドをやってる自分とYouTuberの自分を完全に分けて見てほしかった時期があって、当時はいろいろ気にしてて……でも、それは違うなって2、3年前くらいにわかった。そもそもどうしてみんながこうやって来てくれるかと言ったら、やっぱり両方あってこそなんですよね。東海オンエアっていうグループが好きで俺を知ってくれたのに、元から自分で否定しちゃうのはくだらないプライドを抱えてたんだろうなって。昔はペンライトが嫌だったりしたけど、ペンライトもYouTubeのいい文化だし、今は誇りに思ってます。だから、存分に東海オンエアのとしみつとして見てほしい。俺はMCもめちゃくちゃ噛むし、かっこいいことを言おうとしてもキマらないから(笑)。そういう自分を楽しんでください」と想いを正直に打ち明け、過去の葛藤を綴った「ピエロ」を温かみを帯びたミラーボールが回る中、感慨深く聴かせるシーンも。


オーディエンスのジャンプで会場を揺らした「スーパースター」を歌う前にも、「自分にとって音楽とは何なのかをすごく考えました。もともと自信があるわけでも、秀でた才能がある人間でもなくて、クラスの担任の先生のモノマネがちょっとできるくらい。だけど、音楽を聴くと魔法にかかったような感じになれるから、音楽は自分を強くするおまじないみたいなものなのかなと思います。“自分には何もないよ”と言う人も“俺なんかができるんだから、できるでしょ?”って伝えたい。自分が歌う曲や言葉がいつかみんなのおまじないになれたら」と真情を語るとしみつ。こうしたワンマンライブならではの濃密な時間がファンにはたまらない。曲中に放たれた「もし憧れる対象がいないなら、俺がなってやるぜ!」というメッセージも胸にグッと響くものだった。


さらに、昨年11月の<U-FES. TOUR 2019 Music 名古屋>で初披露した新曲「LOVE SONG」もここで投下。としみつらしいファンキーなノリとストレートな愛情表現、オリエンタルなエレクトロ風味が光るナンバーで、「やっぱり、愛は叫ばなきゃ損だよねー!!」という間奏での訴えに、ファンは拳を突き上げて応えていた。クライマックスの鉄板曲「RESTART」では大合唱が巻き起こり、会場の一体感は最高潮に! いよいよライブも終わりの時が近づく。



「みんながいい笑顔になるように、ハッピーに終わりたい」とラストに用意されたのは、事前にYouTubeでレコーディングの映像をチラ見せしていた新曲「Bye-Bye-Bye」。ジャジーで温かな音像に乗せて“お前かっこいいぜ” “ダサくたっていいぜ”の歌詞が観に来てくれたファンへしっかりと届く、充実感でいっぱいの締めくくりとなった。



持ち曲をすべて出し尽くし、これでエンディングと思いきや、アンコールは鳴りやまない。そんな声に応え、としみつとバンドメンバーが再登場。最後の最後はお客さんからリクエストを募った末、完全熱狂の「C.A.K.E」でアガり切って大団円を迎えた。

磨き上げてきた歌とライブパフォーマンスで真正面から勝負する、ギミックなしのステージを初のソロワンマンで見せたとしみつ。この日は「夏に東名阪ツアーをやります!」という嬉しい発表もあり、新たなスタートラインに立ったことを強く感じさせてくれた。新曲の音源化を含め、2020年はますますの飛躍に期待したい。


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さらにとしみつも出演する<U-FES. TOUR 2019 Music>はチケット好評発売中!
近い日程の大阪と札幌のチケットが残りわずかなのでお早めに!
チケット購入は以下より:
https://l-tike.com/ufes2019/

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取材・文:田山雄士
撮影:@_24young_

<としみつ(東海オンエア)1st ワンマンライブ -歌みつ->セットリスト

2020年2月1日(土)@吉祥寺CLUB SEATA
01.キャンバス
02.BAKANINARE
03.逃げるが勝ち
04.C.A.K.E
05.GLAMOROUS SKY
06.ピエロ
07.スーパースター
08.LOVE SONG
09.RESTART
10.Bye-Bye-Bye
En.C.A.K.E

<U-FES. TOUR 2019 MUSIC 大阪>

2020年2月24日(月・祝) Zepp Namba(OSAKA)
チケット購入:https://l-tike.com/ufes2019/
公演詳細:https://ufes.jp/2019/schedules/music_osaka_20200224/
【第1部】OPEN 13:00 / START 14:00
【第2部】OPEN 17:30 / START 18:30
出演:HIKAKIN / SEIKIN / Fischer's / としみつ(東海オンエア) / ぁぃぁぃ / JENNI / imiga / 夕闇に誘いし漆黒の天使達


<U-FES. TOUR 2019 MUSIC 札幌>

2020年3月1日(日) Zepp Sapporo
チケット購入:https://l-tike.com/ufes2019/
公演詳細:https://ufes.jp/2019/schedules/music_sapporo_20200301/
【第1部】OPEN 13:00 / START 14:00
【第2部】OPEN 17:30 / START 18:30
出演:HIKAKIN / SEIKIN / アバンティーズ / Fischer's / 北の打ち師達 / としみつ(東海オンエア) / 恭一郎 / ぁぃぁぃ / JENNI / imiga

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