メガデスのデイヴ・ムステイン、公演で癌との闘病について言及「100%治癒」

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メガデスのデイヴ・ムステインが、1月31日に開かれたロンドン公演で、昨年経験した癌との闘いについて語り、治癒したと明言した。

◆メガデス画像、動画

ムステインはショウ半ば、オーディエンスに向けこう話しかけた。「約1年前、テネシー、フランクリンで俺らがニュー・アルバムに取り掛かっているときだ。ここ(喉)に痛みを感じ始めた。それで、医者に診てもらったら、“デイヴ、癌だ”って言われたんだ。“ファック! 癌だって”と思ったよ。すごくショックだった」

「最初、“俺は怖いのか?”って考えた。そして、こう言ったんだ。“いや、俺は腹を立ててる”って。俺らはレコーディングを止めた。何もかもストップした。癌の治療を始めたんだ。放射線治療51回、化学療法9回だ。毎日、“もうプレイできないなんてこと、俺は受け入れられない。そんなことに対峙できない”って思ってた。だから、俺は祈ったよ。俺が祈ってることは、君らの多くも知ってるだろ。“Peace Sells”の中で俺は毎日祈ってるって書いてる。俺はセカンド・アルバム以降、そう言ってきた。俺は、君らのことも毎日考えてたよ。家族のこともね。このパワーはみんなから授かった。ずっとそれを考えてきた。そして10月16日、医者のところに行き、“100% 癌はない”って言われた」

メガデスはそれより2週間ほど前、昨年9月終わりに、2020年1~2月にファイヴ・フィンガー・デス・パンチのヨーロッパ・ツアーにオープニング・アクトとして参加することを発表した。ツアーは1月20日にフィンランドで始まり、メガデスは2018年10月終わり以来1年3ヶ月ぶりにライブ活動を再開した。毎公演、11曲ほどプレイしている。

Ako Suzuki

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