【ライブレポート】上野優華、バースディ公演で「宝物が増えていく感覚」

シンガー・上野優華が2020年2月2月(日)に横浜・はまぎんホール ヴィアマーレにて、＜上野優華 Acoustic LIVE ～Song with You～ 22nd BIRTHDAY Special＞を開催した。オフィシャルから届いたレポートを掲載する。

◆ライブ写真

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2月5日に22歳の誕生日を迎える上野優華の毎年恒例のバースディライブは、上野自身も「ずっとやってみたかった編成」と語ったように、グランドピアノとストリングスカルテットを迎えた豪華編成で幕を開けた。

ストリングスの美しい演奏に乗せて、黒のロングドレスに身を包んだ上野が登場、「最後の願い」「友達ごっこ」を伸びやかに歌い上げる。「こんにちは！上野優華です。こんなにたくさんの方に来て頂いてありがとうございます。じっくりゆっくりと楽しんで頂けたら嬉しいです。本日もよろしくお願い致します！」と挨拶の後に「星たちのモーメント」「ユキノウタ」を歌唱、「昨日の夜、人生で初めて次の日のライブの夢を見ました。その位楽しみにしていました」と夢の話に続き、真ん中の赤いソファに座り照明で窓を映し出し、部屋の中から窓を見ているようなシチュエーションで「空」を歌唱、続いては3月18日(水)にリリースするミニアルバム『今夜あたしが泣いても』より、古内東子作詞の新曲「おぼろ月の夜に」を初披露した。

ストリングス隊による「カノン」の演奏に続き、赤いタータンチェックが印象的なワンピースで登場、グランドピアノの前に座り「I WILL LOVE」の弾き語りを始めた。この日のために数ヶ月前より準備していたという心を込めてピアノを弾く姿に会場も温かい空気に包まれた。「20歳のバースディライブでもピアノの弾き語りをしたが、他の楽器と一緒にやったのは初めて。一人じゃないって思いました」と安堵の表情を見せた。「言えないI LOVE YOU」「チョコレート」「会いたくない、会いたい」と人気の高いエモーショナルな恋愛ソングが続き、「デビューしてからの7年間で色んな歌をたくさん頂いて、それを私の声で表現で伝えることが出来て嬉しい。この曲を歌うために生まれてきたと言っても過言ではない」と、奥華子作詞・作曲で2019年12月20日に配信リリースされた新曲「迷子」を披露した。ステージ上で物語を見るような、相手への届かない切ない主人公の想いを表現した。

「あれ、お誕生日おめでとうって言われてないよね？」とお客さんへバースディソングを促すお茶目な面も覗かせ、「22歳はみんなと一緒に楽しい時間を過ごしたい。歌手としてだけでなく、上野優華という人間として大切な皆さんへの想いを書いた曲です」と自身の歌に対する想いを描いた「Song for You」で本編が終了した。

アンコールでは、「切ないけどあたたかい、そんな風景が見える作品」と、3月リリースのミニアルバムに収録、2月5日(水)に配信リリースする橋口洋平(wacci)作詞・作曲の新曲「あなたの彼女じゃないんだね」を披露した。

サプライズでケーキが登場した後、「17歳でバースディライブを行った時には色んな不安があったけど、今22歳になってたくさんの人に出会い、宝物が増えていく感覚で、素敵な曲にも出会えることが出来た。大切な皆さんに届けます」とミュージックビデオがYouTubeで250万回再生を突破し、代表曲となった「好きな人」を想いを込めて披露すると、一層大きな拍手が会場から送られた。

また、5月24日(日)神戸 クラブ月世界から、7月19日（日）東京 KANDA SQUARE HALL【Debut 7th Anniv. SP!!】まで、6ヶ所を廻る＜上野優華 LIVE TOUR 2020 ～今夜あたしが泣いても～＞を開催する旨が発表された。そしてライブの最後は、上野優華初の作詞・作曲した楽曲の「やくそく」で幕を閉じた。

Photo by Tezro Hirano