【インタビュー】SUPERNOVA・ソンジェの挑戦「皆さんに、もっといいエネルギーを」

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SUPERNOVAのソンジェが、ソロとして3枚目となるアルバム『男の花道 〜SUNGJEʼS JAPANESE SONGBOOK〜』を完成させた。歌謡曲、J-POPなど幅広い日本の音楽に触れ、自身の作品でチャレンジをしてみたいという気持ちから生まれたという本作。舞台<私のホストちゃん THE PREMIUM>(2019年)、<「私のホストちゃん THE LAST LIVE」〜最後まで愛をナメんなよ!〜>(2020年)への出演からも音楽面への大きな影響を受けたということで、アルバム完成までの経緯や楽曲にまつわるエピソードをじっくりと語ってもらった。

  ◆  ◆  ◆

■もっといいエネルギーを伝えたいなと思った

──ソロアルバムとしては3枚目、2年ぶりになりますね。

ソンジェ:はい。皆さんに早く聴いてほしいです。今回のアルバム『男の花道 〜SUNGJEʼS JAPANESE SONGBOOK〜』は僕の気持ちをたくさん込めて、力も込めて作りました。タイトル曲「男の花道〜OTOKOBANA〜」なんかは特にノリノリですよ。こんな感じの曲は初めてだからちょっとチャレンジでしたが、それ以外にバラードやカバーもあったりして、いろんなジャンルの曲が揃っています。楽しんでもらえたら嬉しいです。

──しかしこの2年間、本当にお忙しそうでしたね。

ソンジェ:去年はSUPERNOVAの10周年でもありましたからとても忙しかったですが、たくさんお仕事をいただけて良かったです(笑)。Double Ace(SUPERNOVA・ユナクとのユニット)のリリースもあったし、舞台<私のホストちゃん THE PREMIUM>、今年に入ってすぐに<「私のホストちゃん THE LAST LIVE」〜最後まで愛をナメんなよ!〜>も。確かに、忙しかった(笑)。

──多忙な毎日の中、3枚目のソロアルバムについてはどんな風にイメージを固めていきましたか?

ソンジェ:実は去年の初め頃、ソロライブの準備をしながらアルバムのことにも取り掛かりたかったんですが、ちょうど<私のホストちゃん THE PREMIUM>のお仕事が入ったんですね。それで舞台のほうに集中することにしました。でも今年は絶対にリリースをしたかったので、そこからどんなアルバムにしようかと一生懸命考えてきました。

──去年の最初の段階で考えていたものがそのまま今作になったのでしょうか。それとも、舞台や他のお仕事などを経て変わった部分もありましたか?

ソンジェ:変わりましたね。もともと僕はバラードが好きなんですが、この1年いろんなことを経験したり、「次はどうすればいいかな?」って考えたりするうちに、少しずつですが変わってきたんです。それはなぜかというと、<私のホストちゃん>という舞台のおかげ。すごく影響を受けたんです。

──それは例えばどういうことですか?

ソンジェ:皆さんに、もっといいエネルギーを伝えたいなと思ったんですよね。頑張って歌うことはもちろんですが、舞台で盛り上がる曲を披露したことで、こういう部分をアルバムで見せてもいいんじゃないかなって思うようになったんです。とてもいい刺激になりました。それにJ-POPがもっと好きになりましたから、日本で名曲といわれる曲を僕が歌ったら楽しいんじゃないかなって、そんなふうに考えるようになったんですよね。チャレンジしてみようって。

──日本のいろんなカルチャーに触れたことが、今作にも影響しているんですね。以前、氷川きよしさんの「きよしのズンドコ節」をライブで歌ったりもしていましたよね。

ソンジェ:去年でしたが、ライブで何をしたらみんなが楽しんでくれるかなと思って選びました。

──実際、歌ってみてどんなことを感じていましたか?

ソンジェ:あの曲はとても楽しいです。初めて披露したのに、「ソンジェ!」コールが起こって、みんなも盛り上がってくれてびっくりしました(笑)。

──(笑)。しかし今回のアルバム『男の花道 〜SUNGJEʼS JAPANESE SONGBOOK〜』の世界観には驚いたファンのかたも多いのではないでしょうか。ジャケット写真は左手に持っているマイクが刀のようにも見えて、サムライのような雰囲気もありますね。

▲初回限定盤A

▲初回限定盤B

▲通常盤

ソンジェ:サムライ、あぁそうですね(笑)。今回は歌っているのも日本らしい曲や日本の昔の曲だったりしますから、ちょっと髪の毛も伸ばして、K-POPアーティストのイメージではなく、日本っぽいスタイルにしてみたんです。タイトルにも漢字を使ってますからね。

──コンセプトがはっきりしている。

ソンジェ:その通りです。そういう作品です。

──改めて、ソンジェさんが思うJ-POP、歌謡曲の魅力について聞かせてください。

ソンジェ:質問の答えになるかどうかわからないのですが、韓国の男らしさってとにかくビジュアル的にムキムキというか(笑)、髪の毛も短くて、そういうイメージが強いと思うんです。だけど僕が思っている日本の男性ってまさにこのジャケットの写真みたいな感じで、そういうところが魅力でもあるなと思っているんです。

──強いけど、美しさも兼ね備えているみたいな?

ソンジェ:はい、おっしゃる通りです。

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