ブラック・サバス、『黒い安息日』50周年にフォトグラファーがジャケ写の撮影を回想

ツイート

ブラック・サバスのセルフ・タイトルのデビュー・アルバム(日本盤タイトル『黒い安息日』)が2月13日でリリース50周年を迎えたのを機に、ジャケ写を撮影したフォトグラファーの“Keef”ことキース・マクミランとモデルのルイーザ・リヴィングストンが、英国オックスフォードシャー州にあるMapledurham Watermill(水車)で行なわれたジャケ写の撮影を振り返った。

◆『Black Sabbath』画像

『Rolling Stone』誌の特集で、マクミランは、音楽のヴァイブに相応しいとこの場所を、そして背が高いという理由で当時18か19歳だったリヴィングストンを選んだそうで、「彼女はクロークの下には何も着ていなかった。もっときわどいポーズもあったけど、どれも違うって思ったんだ。不吉なムードを取り、セクシーな要素は除いた」と話した。

リヴィングストンは「凍えるほど寒かったのを覚えてる。朝4時に起きなきゃいけなくて、キースがドライ・アイスを持って駆け回ってた。でも、上手く行かず、結局、スモーク・マシーンを使うことになったの。私はただ、言われた通りやっただけよ。ブラック・サバスのためだって聞いたけど、当時、それは何の意味もなかった」と思い返している。

1stアルバム『Black Sabbath』は彼らに相応しく、1970年2月13日、“13日の金曜日”にリリースされた。前身バンドEarth時代からのマネージャーだったジム・シンプソンは、意図的にそうしたと話している。「英国では、13日の金曜日は誰も出歩かない、リスクを負わない、家にいる日だった。何か恐ろしいことが起きるかもしれない。だから、わざとこの日にしたんだ」

Ako Suzuki

この記事をツイート

この記事の関連情報