【レポート】<モンスターロックLIVE>in名古屋、10-FEET「結成して22年間で初めてのこと」

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開局30周年イヤーを迎えたスペースシャワーTVが誇るロック専門番組『モンスターロック』と、日本のロックシーンを応援する『Monster Energy』がタッグを組み、最強のライブツアー<モンスターロックLIVE 2020>を開催。その初日である2月14日=名古屋ダイアモンドホールには、KUZIRA、SHANK、10-FEETというトリオ編成の3バンドが揃いぶみ。トリは10-FEETだ。

◆10-FEET 画像

SEが響くと同時にフロアのあちこちから掲げられる10-FEETのタオル。いつものタイミングより早くステージに出てきたKOUICHI(Dr)、NAOKI(B)、TAKUMA(Vo / G)の3人に、歓声も大きく上がる。「おいおい、生きてたか?」と拳を上げながらTAKUMAは笑顔を見せる。そして「こんにちわー! いくぞ、1曲目“元気”」と叫んだ。




そんな曲名は知らない。が、イントロで曲名はすぐにバレた。「VIBES BY VIBES」だ。すぐさまフロアから拳も上がれば、コーラスもブチ上がる。さらにいろんなところから人も転がり始めた。クッソ元気な光景が広がるから、TAKUMAの言う曲名も間違ってはいないかも。その勢いのまま「SHOES」や「super stomper」へと続けば、激しく回り続けるサークルも起こるなど、ライブハウスらしいカオス状態。

「オイッ、全部、理由に変えていけ。ええことばっかりやないと思うけれども、全部、燃やしたれ。うまいこといってることも、うまいこといってないことも、いろんなこと全部、燃料にしたらんかい!」──TAKUMA

こうして始まった「蜃気楼」は、もともと温かく包み込んでくれる歌詞が描かれた曲だが、今、言葉のひとつずつが力強く背中を押す。10-FEETのバンドサウンドを全身で体感しながら、メンバーと一緒に叫ぶように歌いながら、自分へのメッセージとして詞のすべてを刷り込んでいくオーディエンス。生き抜くための指針のように曲はそれぞれに響いている。


続く「ハローフィクサー」では、キレのあるプレイやグルーヴたっぷりのうねり、芳醇なメロディなど、ミュージシャンとして成長を続ける10-FEETの3人を、プレイ面でも印象付けていった。そこからKOUICHIのMCへ続いたが、いつも以上に自由にTAKUMAやNAOKIが絡むから、完全にトリオ・ザ・漫才の状態。そしてKOUICHIが「モンスターロック、モンスターエナジー飲んで、掛かって来いや!」と煽り文句を決めたところで、TAKUMAが口でイントロリフを“タラッタタ…”と歌って「RIVER」へ入るという荒ワザ。こんなふざけた入り方、結成して22年間で初めてのこと。お笑いでもキレキレの側面を印象付ける10-FEETだ。

しかし「RIVER」がエンディングを迎えたときのこと、TAKUMAがギターをかき鳴らしながらひざまずき、叫び始めた。ギターの音が消えても、なお叫び続ける。悲しみ、絶望、挫折、葛藤、様々な感情が入り混じった叫び声だ。そのまま入った「その向こうへ」は、曲が進むにつれ、負の感情を正へと変えていく力強さがあった。




「よっしゃ、もっと行こうか。何か変わるかな。結局、何も変わらず終わんのかな。ワンランク上で何か変わるんかな。分からん。やってみよう」──TAKUMA

正へ変わったエネルギーを、さらに焚きつける。そして「ヒトリセカイ」へ続くと、10-FEETのパワーを思いっきり浴びるように胸を張り、腕も大きく広げ、共に歌い続けるフロアの全員。そのままアンコールの「goes on」に突入すると、互いの気持ちを確かめ合うように拳でタッチするTAKUMAとオーディエンス、アイコンタクトするNAOKIとオーディエンス、何でも受け止めてくれるような頼りがいある笑顔も見せるKOUICHI。


「ありがとう、死ぬなよ。一日でも長生きしてもっとやろうぜ。アホウ、もっとアホになれよ」──TAKUMA

興奮も笑いも、涙も感動も、そして明日への力もくれた10-FEETに、オーディエンスは熱狂し続けた。

取材・文◎長谷川幸信
撮影◎浜野カズシ

■<モンスターロックLIVE 2020>2月14日@名古屋 DIAMOND HALL セットリスト

【KUZIRA】
01. In The Deep
02. Blue
03. Clown
04. Missed My Stop
05. Muggy
06. Detour
07. Ambivalent Attitude
08. The Weak
09. A Sign of Autumn
10. Backward
11. Snatch Away
【SHANK】
01. Set the fire
02. Good Night Darling
03. Hope
04. Life is…
05. 620
06. Departure
07. Knockin'on the door
08. Weather is Beautiful
09. My sweet universe
10. Honesty
11. Movie
12. BASIC
【10-FEET】
01. VIBES BY VIBES
02. SHOES
03. super stomper
04. 蜃気楼
05. ハローフィクサー
06. RIVER
07. その向こうへ
08. ヒトリセカイ
encore
en1goes on

■SPACE SHOWER TV 30TH ANNIVERSARY × モンスターエナジー<モンスターロック LIVE 2020>

2月14日(金) 愛知・名古屋DIAMOND HALL
出演:KUZIRA / SHANK / 10-FEET
2月15日(土) 大阪・なんばHatch
出演:花団 / ヤバイTシャツ屋さん / ROTTENGRAFFTY
2月18日(火) 東京・新木場STUDIO COAST
出演:UVERworld / coldrain / HAWAIIAN6


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