【レポート】Que SakamotoのDJツアー日記「アジアツアー編・その2」

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みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/プロデューサーのQue Sakamotoです。アジアツアーの第二弾です。

■ナイトライフが盛んなちチャーン島で
■終始アッパーでテンションが上がるセットを披露

バンコクのギグを終えて、2日間のんびり過ごした後、急遽決まったタイ最後の秘境と呼ばれるチャーン島のギグに向かうことになりました。バス6時間&フェリー40分の移動は幾度も経験しているので、あっという間に到着。前回、チャーン島で友達になったジュールとその友達たちと合流してました。

この日は早めに就寝してゆっくり眠れたので体調も復活! 朝からロンリービーチへ行きました。ロンリービーチは景色と太陽と海のエメラルドグリーンに輝く極上ビーチで、安宿が多く、ナイトライフが盛んなことで 有名です。朝から海で泳いで、ココナッツを飲んで、日焼けして、ランチをしたら、あっという間にサンセットタイム(笑)。サンセット時の心満たされる時間は心身共に心から癒される幸せなリセット出来る時間です。そうこうしているとアッという間に夜になっちゃいました。


チャーン島のラストデイも夕方までロンリービーチで海水浴。その後はチャーン島をベースにSphearic Recordsを運営しているDJプロデューサー のJeromeの家で音楽交換しつつ、Jeromeおすすめのレストランで食事。Jeromeは他のベニューへ向かいましたが、自分はジュールたちと合流して、今夜一緒にプレイするJeromeが紹介してくれたDaveが運営するYak Yak Barに向かいました。

着いてすぐにスタート。Yak Yak Barはエントランスフリーなので、たくさんのお客さんがいて、みんな楽しみにしてくれていた様子。愉快なムードからのスタートだったので、最初からアッパーなセットでプレイを心がけます。テクノをメインにブレイクビーツ〜ハウス〜昔のトランスをBPM125くらいまで落として、終始アッパーで、お客さんがテンションが上がるセットにしました。Daveも喜んでくれたし、Jeromeもギグを終えて来てくれたし、みんなのサポートのおかげで思い出に残るエネルギッシュな一夜になりました。

プレイ途中、警察のパトロールも幾度か来て、来るたびにボリュームを下げたことがありましたが、お客さんが盛り上がってくれたので、4時までプレイを終了しました。その後はかなりハードですが3時間寝て朝からバンコクへ移動になります。バンコクでタイミングがバッチリ合ったので、2月29日(土)にギグが決まっているニューヨーク・ブルックリンのべニューのMilaglosaのオーナーのフェリッペと嬉しい再会をし、ディナーと2時間の安くて最高なタイマッサージを終えて、ゴーゴーバーに軽く行って、お酒を飲みながら、いろいろな話をしながらクレイジーなバンコクを感じる一夜を過ごしました。ってことで。

「Thank You Yak Yak Bar,Dave,Jerome,Joor,Felipe」

■お客さんの気持ち良さそうな姿を見ることができた
■ビーチパーク内のRumours Beach Club

いろいろと思い出深いタイからシンガポールへ向かいます。いよいよシンガポールデビュー。どんな音楽シーンがあるのか予想不能なところ……。その日は早速、シンガポールをリードしているDJのUlyssesとディナーへ。Ulyssesに韓国料理をご馳走してもらいました。ご馳走様でした。ありがとう! Ulyssesとは、日本振りの再会でタイミングがバッチリ。ディナー後には、今夜プレイするTempura Ojiに。Ulyssesのサポートで早速プレイを始めました。


Ulyssesの友達やシンガポールのたくさんクラバーたちが遊びに来てくれました。Tempra Ojiはテクノよりな音が好きと聞いていたので、アッパー過ぎないスペーシーなテクノ〜ブレイクビーツ〜ディスコ〜ハウスをブレンドしてプレイしました。「Kito Jempere-Jarvi(Selvy interpretation)」をプレイしたとき、お客さんとフロアの空気がガラッと変わりました。最近のお気に入りのトラックです。ここから思っていた以上に盛り上がりだったので、どんどんビルドアップしていき、お客さんも絶好調でした。お客さんとの距離が近かったので、親近感があり、お客さんの盛り上がりをダイレクトに感じられました。



Tempra Ojiは天ぷらとお酒が楽しめるレストランが入り口にあり、冷蔵庫が入り口になっていて、面白いベニューでした。その後は仲良くなったお客さんと一緒にThe Councilに行きました。前にブッキングのやり取りをしていた担当のエレンと初顔合わせして、挨拶出来たし、ローカルDJたちと出会えたし、こうして現場に行き、いろいろな人に出会って仕事に繋がるケースもあるので、行動は大切だと感じます。


翌朝、タクシーでサンセットタイムからギグを行うRumours Beach Clubへ。Rumours Beach Clubは大きなビーチパーク内にあり、アトラクション、ビーチ、レストラン、ショッピングなどがあるリゾート地です。早速プレイ時間まで、海で泳いで日焼けして、ランチして、贅沢な幸せな時期を過ごし、サンセットタイムからプレイになります。ここでのプレイは、音楽に疎い人が多く、家族やカップルのお客さんが多かったので、バレアリック〜ハウスといった、わかりやすい、だれもがビーチやプールからのサンセットと音楽で気持ち良くなって素敵な時間を過ごしてもらいたいという気持ちでプレイしました。「Crazy P-Changes」や、「Yuji Toriyama-A Taste Of Paradise」をプレイしたときはちょうど日が落ちる前で、お客さんの気持ち良さそうな姿を見ることができました。

ギグをひとつ終えて、いったんホテルに戻り、すぐにシンガポールのラストギグを行うPotato Headの近くにあるガネーシャのインド寺へ。まるでインドに来たかのような神秘的なお寺でした。参拝した後に、参拝者全員に“まかない”ディナーが配布されており、自分が日本人ひとりだけ、しかもみんなインド人系の方々と一緒にディナーを頂きました。手作りインド料理美味しかったな……ガネーシャ様ありがとうございます!



その後はお寺の目の前にあるPotato Headに移動。挨拶をしてからプレイをスタート。Potato Head BaliやHong Kongをイメージしていたので、レアグルーブからラウンジ寄りの選曲をし、場に合うDJを心かけていたのですが、マネージャーがもっとアッパーなディープハウスをかけてほしい、とのことだったので、ディープハウスをメインにプレイしました。正直、本家Potato HeadのコンセプトとPotato Head Singaporeのコンセプトがずれていて残念でしたが、マネージャーもお店のスタッフさんも、お客さんも喜んでくれました(笑)。


これにて、韓国、タイ、シンガポールのアジアツアーが無事終了しました。Ulysses、そしてギグをセッティングしてくれたシンガポール在住のDJのMattyに感謝です。ありがとうございました。

「Thank You Ulysses,Rumours Beach Bar,Tempra Oji,Potato Head Singapore,Matty」

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