Carl Martinからシンプル操作のアコースティックギター用マルチエフェクトペダル「Acoustic GIG」

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デンマークが世界に誇るアナログペダルエフェクトの老舗ブランド、Carl Martin(カールマーティン)から、アコースティックギター用マルチエフェクトペダル「Acoustic GIG」が登場した。

20年以上に渡るCarl Martinの歴史の中でもとりわけ根強い人気を誇るのが、エレキギター用のマルチエフェクトペダル「Quattro」だ。今回登場の「Acoustic GIG」は、まさにアコースティックギター版のQuattroというべきペダルで、多くのQuattroユーザーからの要望を基に開発された。Carl Martinが誇る数々の人気ペダルのエッセンスをアコースティックギターに特化して1台にまとめ、すばらしいサウンドはもちろんカンタンなオペレーションも実現している。


▲6つのフットスイッチと10のノブを搭載したボディは365×120×60(W×D×H)mm、1.25kg。電源は付属の)V出力ACアダプターを使用する。

シンプルながら必要最低限のエフェクトをまとめた本器。まずはCarl Martinのロングセラーモデル「Compressor/Limiter」の回路を移植したコンプレッサーセクションを、エフェクトチェーンの初めに搭載。シンプルなコントロールながら、メリハリのあるアコースティックギターのサウンドをつくり上げる。

次に搭載されたエコーセクションは、ヴィンテージスタイルのテープエコーのサウンドを実現。タップテンポフットスイッチでディレイタイムを設定できる他、ユニークな「付点8分音符」スイッチを押すことで、少し変わったニュアンスのエコーも得られる。

続いて搭載されたリバーブセクションはアナログとデジタルのハイブリッド仕様によるヴィンテージスタイルの暖かみのあるサウンドで、アコースティックギターを艶やかに美しく仕上げる。また、ノブの設定を大きくしていくとモジュレーション効果が加わるようになっている。

その後ろに搭載されたブーストは、クリーンに15dBのゲインを付加。たとえばソロの時に音質を変えずに音量をアップできる。しかも、ピエゾピックアップを使用しても「暴れたような」サウンドにはならないのもポイントだ。

最後に設けられたのが、3バンド仕様のセミパラメトリックEQセクション。Carl Martinの人気のモデル「3 Band Parametric Pre-Amp」をそのまま移植し、ギターのトーンをシェイプアップする。


▲リアパネルには標準フォーンのInput、Send、Return端子、XLRのDI Output端子、グランドリフトスイッチ、ACアダプター用端子とDC Output、標準フォーンのOutput端子を用意。

なお、ブースターセクションとEQセクションの間には、チェーンにエフェクトを追加できるセンド/リターンを装備。そのエフェクトに電源も供給できるように予備DCアウトをリアに搭載した。その他、フィードバック回避に有効なフェイズスイッチ、全体の出力をオフにするミュートスイッチ、そのミュートスイッチと連動するチューナー、グランドリフトスイッチ付きのバランスDIアウトなど、アコースティックギターサウンドを作り上げるための必要かつ充分な機能を網羅している。


製品情報

◆Acoustic GIG
価格:オープン(市場実勢価格 50,000円 税別)
発売日:2020年2月28日
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