スティーヴ・ハリス、ピーター・ガブリエルとテニスも自分の正体は明かさず
アイアン・メイデンのスティーヴ・ハリス(B)は、大好きなアーティストに会い、ミーハーな振る舞いをしてしまうのを避けているそうだ。一度、尊敬するピーター・ガブリエルとテニスをすることになったが、自分の正体は明かさず、彼のファンであることも告げなかったという。
◆スティーヴ・ハリス画像
ハリスは『Classic Rock』のインタビューで、「あるバンドのことがすごく好きでも、彼らとコラボするなんて考えないだろ。そんな機会もないし、普通はアイドル視しておく」と話し、ハリスのような立場なら違うのではと問われると、「ああ、でも、俺にも尊敬する人たちはいる」と答え、「俺は長い間、(ジェスロ・タルの)イアン・アンダーソンに会うのを避けていたんだ」と明かした。
「だって、彼に何って言ったらいいのか、わからなかったからだ。一度、ピーター・ガブリエルとテニスをプレイすることになった。同じホテルにいて、コートで会ったからだ。彼が、俺が誰だかわかっていたのかさえ知らない。俺は何も言わなかった。緊張して口ごもってしまうのが嫌だったからだよ。ミーハーな言動はしたくなかったんだ。たとえ、心の中ではそうだったとしても」
そして、「もし時間ができたらコラボしてみたいミュージシャンは?」との質問には、現実的にその時間を作るのは難しいものの、「マイケル・シェンカーだと言っておこう」と答えた。「彼は多分、俺が1番好きなギター・プレイヤーだ。ずっとUFOのファンだったんだ」という。
ハリスは1月にサイド・プロジェクト、ブリティッシュ・ライオンのセカンド・アルバム『The Burning』をリリースし、先月、北米ツアーを終了。5月にはアイアン・メイデンのオーストラリアや日本でのツアーが予定されており、その後は、ヨーロッパで開かれるフェスティバルの数々にアイアン・メイデン、ブリティッシュ・ライオン両方で出演する。
Ako Suzuki
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