トニー・アイオミ「ブラック・サバスはマイケル・ボルトンのオーディションを行なった」

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マイケル・ボルトンは以前、否定していたが、ブラック・サバスは1982年、ロニー・ジェイムス・ディオに代わるリード・シンガーを探しているとき、ボルトンをオーディションしたそうだ。

◆トニー・アイオミ画像

ボルトンがブラック・サバスのシンガー候補だったとの噂は長年あったらしいが、ボルトンは数年前のインタビューで、「僕がブラック・サバスのオーディションを受けたっていう噂は、単なる噂に過ぎない。どこから出たのか、わからない」と話していた。

しかし、『Ultimate Classic Rock』によると、トニー・アイオミは最近、『Gibson TV』のインタビューでそれが事実だったことを認めたという。「僕はデイヴィッド・カヴァデールを見つけたんだけど、彼には“えー、ホワイトスネイクってバンドを結成したばかりなんだよ。なんでもっと前に僕を見つけてくれなかったんだ?”って言われた。“彼はまだ脱退してなかったからね。いまなんだよ”って答えたんだ」

「それで、さらにシンガー探しを行ない、様々なシンガーをオーディションしてみた。マイケル・ボルトンもその1人だ。まさかと思うだろうが。彼も1人だったよ。奇妙ではあったけどね。ちょっとやってみたが、僕ら、決断できなかったんだ」

結局、ディオの後にはイアン・ギランが加入することになった。「素晴らしかったよ。僕ら、楽しい時間を過ごした。良かったよ。ほかの人が歌うっていうのはチャレンジだ。違うヴァイブがもたらされる」「でも、僕らは働く時間帯が違ったんだ。イアンは夜型で、僕らはそうじゃなかった。彼がキッチンでスコッチ飲んでて、僕らは眠り、朝起きると、彼はまだそこにいるんだよ!」

アイオミはまた、バンドを結成するにあたり、ミュージック・ショップの掲示板をもとにオジーを訪ねたときのことについて、こう話した。「(ビル・ワードと)バーミンガムのミュージック・ショップに行ったら、“オジー・ジグ、ギグを求む”っていうのがあった。僕はビルに“オジーって奴知ってるけど、これは彼じゃないな。彼は歌えないから”って言ったんだ」

「それで、掲示板をもとに家を訪ねた。母親が“ジョン、あなたによ!”って呼ぶと、出てきたのは、あのオジーだった。僕はそれを目にした瞬間、ビルに“忘れろ、忘れろ! 理由はあとで説明する”って言ったんだ」

Ako Suzuki
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