【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.77「マイケル・モンロー:君たちみんなにラヴ&ライトを送るよ」

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フィンランドでもこのところ急速に新型コロナウイルスの感染が拡大してきています。それをうけてフィンランド政府は500人以上が集まる催しを5月末まで自粛要請したため、国内の数多くのライブやツアーがキャンセル、または延期になっています。この自粛要請が出る前の週末ヘルシンキのOn The Rocksでマイケル・モンローのスペシャルアコースティックライブが行われました。当日サウンドチェックの後、メンバーもいるからとみんなそろってこの状況に対して励ましのメッセージをくれました。こちらです。見てみてください。


「人生って時に最悪であったり、つらいことがあると思うけど、どうか強くハッピーでいるよう心がけてポジティブ思考を忘れないで。なぜなら雲の後ろにはいつも太陽があるんだ。君たちみんなにラヴ&ライトを送るよ。」


覚えてる方もいるかと思いますが、マイケル・モンローは2011年東日本大震災が起こったとき、友達バンドやアーティストに声をかけ日本を救おうとチャリティコンサートを開いてくれたこともあります。フィンランドのインタビューなどでも日本人のことをとてもほめていて、ほんとに好きでいてくれるんだなぁと伝わってきて嬉しい限り。彼のメッセージが多くの日本のロックファンに届きますように!そしてこの新型コロナが終息に向かい、雲の後ろから太陽が顔出す日ができるだけ早くやってきますように!

いつも動き回ってエネルギッシュなライブを見せてくれるマイケル・モンローですが、この日のライブは珍しくアコースティックライブ。しかもいつもより小さめの会場で観れるというのもレアでなんだか嬉しい。チケットはもちろんソールドアウト!ステージにはメンバーそれぞれにイスが用意されてました。ジャケット着て登場したマイケル、イスに座って始まるのかと思いきや、イスに座ることなく1曲目が終わるとジャケットを脱ぎイスの背にかけ、他のメンバーが椅子に座って演奏してるのとは対照的に元気に動き回り、マイケルに用意されてたイスは座るためじゃなくて、上にあがってジャンプする踏み台になってました。結局ライブ中イスに座った記憶はありません。そしていつものようにマイクをぶんぶん振り回したり、サックスやハーモニカふいたり、エッグシェーカー っていうのかな?たまご型のマラカスをシャカシャカふりながら歌った「Malibu Beach Nightmare」は最高に楽しかった!そしてかなりご機嫌で歌の間にスタンドアップコメディアンか?ってぐらいジョークが飛び交い、早口で意味がよく分からなかったのもあったものの、観客もステージのメンバーも笑うもので、つられて笑ってしまうというなんだかとっても楽しいアコースティックライブで、けっこうたくさん曲やってくれたのに時間があっという間に過ぎていきました。こういうライブぜひともまたお願いしたいです。













セットリスト:
Gone Baby Gone
Last Train to Tokyo
Wasted Years
In the Tall Grass
Under the Northern Lights
It's Cold Outside
Can't Go Home Again
All You Need
Goin' Down With the Ship
You Crucified Me
Child of the Revolution
It's a Lie
Six Feet in the Ground
Don't You Ever Leave Me
Malibu Beach Nightmare
Ballad of the Lower East Side
Lightning Bar Blues
Motorvatin'
Up Around the Bend
アンコール:
I Will Stay
Horror Business
Do Anything You Wanna Do

文&写真: Hiromi Usenius

◆【連載】Hiroのもいもいフィンランドまとめページ
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