デヴィッド・クロスビー、新型肺炎の影響で「ツアーが中止となったら、家を失うかもしれない」

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デヴィッド・クロスビーは5月中旬に北米で2020年のツアーを開始予定だが、新型コロナウイルスの影響によりツアーやイベントが続々と中止/延期されていることで、経済的な不安を抱えているそうだ。

◆デヴィッド・クロスビー画像

彼は『GQ』誌のインタビューで、調子はどうかと問われると、「イマイチだね。俺はいま、この夏のツアーが中止されるんじゃないかって、ハラハラしながら待っているところだ。そうしたら、俺は財政難に陥る」と答えた。

「知っての通り、アルバムはもう金を生み出さない。だろ? 俺らにあるのはツアーだけだ。それが、俺らが金を稼ぐことができる唯一の手段なんだよ。それを失うなんて恐ろしい。正直言って、俺は家を失うかもしれない。困難を乗り切るために努力し続けるしかないんだろうが……。実際のところ、ツアーができなければ、俺は多分、家を失うことになるだろう」

「まだ、わからない。いまのところ、4月までのイベントが中止されそうだ。5月のことはまだ話し合われていない。でも、俺は5月に始めたら、クリスマスの1週間前までほぼ継続的にツアーをやるつもりなんだ。それが全て無くなったら、相当まずいことになる」

クロスビー(78歳)は、ストリーミングによる収入は期待できず、長年のキャリアにもかかわらず、貯金はないという。

また、新型コロナウイルスの影響に限らず、アルバムが売れない現状は、自分だけでなく、「それ以上に、ミュージシャンで生活していこうとしている才能ある若者たちに良くない」と憂慮した。

アメリカでは、大手プロモーターのLive NationとAEGが少なくとも3月いっぱい、大規模なコンサート全てを中止/延期すると決断した。

Ako Suzuki

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