フー・ファイターズ、心霊現象のおかげでレコーディングが迅速に?

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Photo by Andreas Neumann

フー・ファイターズは、霊の気配を感じる中、ニュー・アルバムのレコーディングを行なったそうだ。そのせいで、アルバムの完成が早まったという。

◆フー・ファイターズ画像

彼らは今年初め、バスタブの中のマイクや階段にドラム・セットを置いた画像/動画をインスタグラムに投稿していたが、その場所(家)がお化け屋敷だったようだ。フロントマンのデイヴ・グロールは、UKの音楽誌『MOJO』のインタビューで、こう話した。「エンシノにあるその家に入ったとき、俺はヴァイブがおかしいのを感じ取った。でも、サウンドはそれとは逆だぜ」

「作業を始めて間もなく、いろんなことが起き出した。次の日、スタジオに戻ると全てのギターのチューンがくるっていたり、ボードのセッティングがゼロに戻ってるんだ。Pro Toolsセッション始めたんだけど、そこに録音したものが無いんだよ。俺らが入れてないものがあったりする。変なやつだ。誰かが楽器弾いてるとかじゃなく、ただマイクで部屋の中をレコーディングしているみたいな……。声じゃなく、判別不可能なものだ。でも、何かが起きてたんだ」

そこで、グロールは子供たちが小さいときに使っていた見守りカメラを設置することにしたという。「誰かいるのか、俺らと一緒に誰かが来たのか、見てみようって一晩(カメラを)設置した。最初は何もなかった。でも、バカバカしいって思うころになって、説明できない何かが映り始めたんだ。それで、俺らがその家の歴史について調べたとき、家主と守秘義務契約書を結ばなくてはならなくなった。彼はそこを売ろうとしてたからな」

「だから、過去にそこで何があったのか、俺は明かせない。でも、短期間でいろんなことが起こり、そのせいで、俺ら、できる限り早くアルバムを完成させることになった」

グロールは以前シアトルで、物が勝手に動いたり、足音が聞こえる「幽霊が住んでた家」に暮らしていたこともあったそうだ。「最悪だったのは、一階にいると、すぐ後ろに誰かいるって気配を感じるとこだ。それに夜、目をつぶると、すぐ横に誰かの顔があるのを感じるんだよ。本当におかしくなりそうだった」

フー・ファイターズのニュー・アルバムはまだタイトル、リリース日等の詳細は明かされていないが、グロールは先月、完成したと話している。バンドは4月中旬から<The Van Tour 2020>を開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響により5月10日スタートに変更した。

Ako Suzuki
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