鹿乃、初のVRライブ<ReBirth>に世界中のリスナーが参加

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VRアーティストとして新たに生まれ変わった鹿乃(かの)が、3月29日(日)に初めてのVRライブ<ReBirth>を開催した。本公演はVRバーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」、ニコニコ動画に加え、中国の人気動画サイトであるbilibili動画にて生配信された。

◆VRライブ 画像

鹿乃は、アーティスト活動10周年を迎えた今年の3月に中国語で「運命の糸で結ばれる仲」を意味するタイトルをつけたニューアルバム『yuanfen(ユァンフェン)』をリリースしたばかり。国内外で人気を誇る彼女の初のVRライブとあって、この日は、日本はもちろん、中国、韓国、アメリカ、フランス、インドネシアやタイなど、世界中からリスナーが参加するなど盛り上がりをみせた。



機材トラブルによって1時間遅れで配信開始したライブは、彼女が世間に注目されるきっかけとなったナノウ「ハロ/ハワユ」のカバーでスタートした。ピアノの伴奏のみによるバラードを透き通った美声で切々と歌い上げた彼女は、「人生の中では魔法のような瞬間がいくつか訪れると思いますが、私にとっては、この曲に出会えたことと、皆さんに出会えて、今も続いているこの瞬間が、すごく奇跡的で、魔法にかかったような時間だと思っています」とコメント。続く、アニメ「ヘヴィーオブジェクト」のEDテーマに起用された2ndシングル「ディアブレイブ」では、疾走感あふれるアップテンポのピアノロックを踊りながら歌い、「今日は短い時間ですが、最後まで盛り上がってきましょう!」と煽る場面もあった。

ユーザーが参加できるジェスチャーゲームを経て、ライブは後半戦に突入。ニューアルバムのリード曲「午前0時の無力な神様」では、鹿乃がくるっと回転すると場面が一新し、ライブハウスがミュージックビデオに登場した小さな部屋になり、やがて宇宙に浮かぶ時計盤の上へと変化した。また、等身大の自分を知って欲しいという気持ちを込めた「聴いて」では、彼女がパフォーマンスしているスノードームの中の季節が、春から夏、秋から冬へと変化するなど、VRライブならでの演出にリスナーのコメント欄は感動の声で埋め尽くされた。







MCでは、「ニコニコさんからスタートして、10年間、歩んでまいりましたが、あっという間でしたね。本当に軽い気持ちから始めたことでしたが、ニューアルバムのタイトルになっているように、運命の縁、繋がりの積み重ねでここまで来れたんだなと思います」とこれまでを振り返り、「これからも笑ったり、怒ったり、泣いたり、悩んだりしながら、自分を、音楽を届けていけたらいいなと思っています。また、みんなの笑顔が見れるように、夢みたいな時間をもっともっと共有できるように、一緒に歩んで、頑張って行けたらいいなと思っているので、これからの10年もよろしくお願いします」と決意を表明した。

改めて、「10年後の未来を思って歌います」と語りかけ、ピアノバラード「光の道標」を青い海に浮かぶ島の上で真っ直ぐに丁寧に歌いあげ、最後はミュージックビデオを再現したようなステージの上で赤いリボンを揺らしながら、メジャーデビュー曲である「Stella-rium」をエモーショナルにパフォーマンス。アウトロで「昨日も今日も明日も明後日も、今までの10年間もこれからの10年間もよろしくお願いします」とリスナーに呼びかけ、笑顔で手を振りながらVRステージを後にした。



なお、本公演は4月6日(月)23:59までニコニコ動画にてタイムシフト視聴が可能だ。

■<set list>

M1.ハロ/ハワユ
M2.ディアブレイブ
M3.午前0時の無力な神様
M4.聴いて
M5.光の道標
M6.Stella-rium

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