アリス・クーパー、ボブ・ディランに訊いてみたいこと

ツイート

アリス・クーパーは、16年間ラジオ番組『Nights With Alice Cooper』をやってきて多くのミュージシャンをインタビューしてきたが、いま、新たに始めたポッドキャストのために、それらを聴き直しているそうだ。

◆アリス・クーパー画像

アリスは、そのポッドキャストに関して受けた『Forbes』誌の取材で、「まだやったことがなく、インタビューしたいと思う人を1人挙げると?」との質問に、「ボブ・ディランをインタビューしたいと思わない奴なんかいるか?」と答えた。

「俺はボブ・ディランをインタビューしたことがない。それに、世界で最もイージーなのがポール・マッカートニーだろう。彼は、君が人生で出会う最もナイスな人だよ。一度、ジェフ・ベックとすごくいいインタビューをしたことがある。俺は、こう思ってるって言ったんだ。ジミー・ペイジ:最高のロックンロール・ギター・プレイヤー、ジミ・ヘンドリックス:最も独創的なギター・プレイヤー、エリック・クラプトン:最高のブルース・プレイヤー、ジェフ・ベック:最高のギター・プレイヤーだって。そしたら、彼は“ああ、それは正しい”って言ってたよ」

そして、「ボブ・ディランに一番訊きたいことは?」と問われると、こう話した。「誰かが、彼はプロンプターを使ってないって言ってた。いいか、400曲あるんだぜ。彼はオーディブル(*アメフト用語で事前に決めたプレー内容を直前で変更すること)をやるから、バンドの全員がどの曲も知っていなければならない。セットリスト渡してないんだ。曲が終わると、“Sad Eyed Lady Of The Lowlands”とか言うんだ。彼らはそれを知ってなくてはならない。もし、彼がプロンプター使ってないなら、史上最上級の記憶力だ。俺は、彼は使ってないって聞いている。そこんとこ、本人に訊いてみたいね。シンガーとして、俺なら、プロンプターなかったらまごつくだろう。それらの曲を知っているにしろ、付けておきたい。だから、彼には、そのときプレイしたい曲を歌っているだけなのか、訊いてみたい。オーディブルなのかって」

アリス・クーパーの新ポッドキャスト『Alice Cooper’s Vintage Vault』は先月終わりApple Podcastsでスタートした。過去のインタビューを再放送し、いまとの違いや感想を加えているそうだ。すでに3エピソードが公開されており、スラッシュ、ブライアン・メイ、オジー・オズボーンとの過去の対談を聴くことができる。



Ako Suzuki
この記事をツイート

この記事の関連情報