ポール・スタンレー「20年前、30年前と同じ声かって? それは無理だ」

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キッスのポール・スタンレーが、リチャード・マークスが家から配信しているトーク・ショウ『Social Distancing』に出演し、ウェブカメラを通じ、マークスと対談した。

◆『Social Distancing』動画

この中で、キッスの曲は歌うのが大変なものも多く、どんなふうに声をいたわっているのかと問われたスタンレーは、こう答えた。「俺の声が20年前、30年、40年前と同じかって? ノーだよ。優秀なアスリートだって若い時と同じ成績は出せない。自分のこともそう考えている」

「誰かに“『Kiss Alive』のときと違う”って言われたら……、『Kiss Alive』? 50年近く前のものだろ。俺は、“俺のそういう声が聴きたければ、アルバムかけろ”って言うね。不可能なんだから。面白いことに、俺と同じようなことをやってるシンガーたちに会うと、こんな話になるんだ。“あの音出すの、大変じゃないか?”とか“まだオリジナルのキーで歌ってるのか?”とかさ。友人の1人がこう言ってたよ。“70になっても歌うの知ってたら、違うキーで作っておいたのに”って」

スタンレーはこの対談を、彼自身が使用しているのかは不明だが、寝室から行なった。


『Social Distancing』は4月13日に配信されたスタンレー出演のエピソードが19回目で、これまでにケニー・ロギンス、ダフ・マッケイガン、ケニー・G、リック・スプリングフィールド、マジシャンのデイヴィッド・カッパーフィールドらが出演している。全てのエピソードがマークスのYouTubeチャンネルで見ることができる。

Ako Suzuki
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