フィオナ・アップル、8年ぶりニューALに亡き愛犬が衝撃の形で参加

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フィオナ・アップルが、グラミー賞にもノミネートされた前作『アイドラー・ホイール』から8年ぶり通算5作目のアルバム『Fetch The Bolt Cutters|フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ』を4月17日に配信リリースした。

◆アルバム『Fetch The Bolt Cutters』

前作の発売以来、新作について表立った活動をしてこなかったフィオナだが、4月2日に非公式のファンサイトにて今作のリリースを突如発表。なお、タイトルである『Fetch The Bolt Cutters』とはイギリスのTVシリーズ『The FALL 警視ステラ・ギブソン』でゲラン・アンダーソンが演じた性犯罪を取り締まる警察官のセリフから着想を得たという。「声を上げることを恐れないで」という気持ちをこめた、と『The New Yorker』の独占インタビュー内で語っている。

2012年の初頭からレコーディングされたという本作は、インディーロックドラマーのAmy Wood、サウンドエンジニアであるJohn Would、バンドSoul CoughingからベーシストのSebastian Steinberg、シンガーソングライターでありギタリストのDavid Garzaが参加した。LAにあるフィオナの自宅内を、泥まみれのオイル缶や、海の藻屑などで音を自由に慣らして歩きまわって作ったそうだ。また収録曲「Newspaper」ではフィオナの実の姉が、「Fetch The Bolt Cutters」では女優・モデルのカーラ・デルヴィーニュがコーラスを担当している。

本作は、感情や情景を抉り出すフィオナらしいサウンドメイキングに加えて、よりパーカッションのリズムが効きサウンドが生々しく響く。ジャケット写真にも使われている愛犬ジャネットの遺骨さえも楽器として使用し、音作りにこだわり制作されたようだ。



■ニュー・アルバム『Fetch The Bolt Cutters|フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ』

全13曲

I Want You to Love Me|アイ・ウォント・ユー・トゥ・ラブ・ミー
Shameika|シャメイカ
Fetch The Bolt Cutters|フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ
Under The Table|アンダー・ザ・テーブル
Relay|リレイ
Rack of His|ラック・オブ・ヒス
Newspaper|ニュースペーパー
Ladies|レイディーズス
Heavy Balloon|ヘビー・バルーン
Cosmonauts|コスモノーツ
For Her|フォー・ハー
Drumset|ドラムセット
On I Go|オン・アイ・ゴー

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