Night Tempo「昭和グルーヴ」シリーズ、第5弾は斉藤由貴

ツイート


海外におけるジャパニーズ・シティ・ポップ・ブームの立役者の一人となった、韓国のプロデューサー/DJの2019年から始動させているNight Tempoが、『昭和グルーヴ』シリーズの第5弾を5月22日(金)に配信リリースする。

日本の80年代ポップスやアイドルの作品のカセット・テープ収集家にして、欧米で生まれたネット発の音楽ジャンル「フューチャー・ファンク」シーンの人気アーティストであるNight Tempo。『昭和グルーヴ』シリーズではこれまでWink、杏里、1986オメガトライブ、BaBeといった80年代に活躍したアーティストの名曲の数々を公式リエディットした。


第5弾では80年代にアイドル歌手として一世を風靡、現在は女優として第一線で活躍する斉藤由貴が登場。彼女の歌手デビュー曲にして最大のヒット曲である「卒業」、そしてNight Tempoが海外のシティポップシーンでも絶対に受ける、とディグした名曲「ストローハットの夏想い」をピックアップしている。

新型コロナウィルスの影響で現在、来日しての活動が出来ない状況が続いているが、韓国ソウルから日本、そして世界へ向けて音楽に留まらない昭和の文化をオンライン発信しており、「少しでも皆さんに元気になってもらえれば」と本人は語っている。近い将来、昭和グルーヴで再び踊れる日を心待ちにしたい。

■作品情報

『斉藤由貴 – Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』 
2020年5月22日(金)配信リリース
【収録曲】
1. 卒業 (Night Tempo Showa Groove Mix)
2. ストローハットの夏想い (Night Tempo Showa Groove Mix)

■「卒業」 (Night Tempo Showa Groove Mix)
1985年2月21日にリリースされた斉藤由貴のデビュー曲にして、いわゆる「卒業ソング」として歌い継がれ、今なお様々なアーティストのよってカヴァーされている名曲である。当時、同じタイミングで菊池桃子や尾崎豊、倉沢淳美も同名異曲をリリースし、「卒業」の競作で話題となった。斉藤由貴の「卒業」は作詞:松本隆、作曲:筒美京平という稀代のヒットメーカー・コンビが手掛けており、明星食品「青春という名のラーメン」CM曲に起用され、オリコン最高位6位、約35万枚を売り上げた。

■「ストローハットの夏想い 」(Night Tempo Showa Groove Mix)
Night Tempoが生まれた年、1986年の10月にリリースされた通算3枚目のアルバム『チャイム』収録曲である。このアルバムにはTVアニメ『めぞん一刻』のテーマ曲「悲しみよこんにちは」や、富士フィルムのカセットテープ「AXIA」のイメージソングでオリコン1位獲得曲「青空のかけら」といった大ヒット曲2曲が収録されているが、Night Tempoが「昭和グルーヴ」で選んだのはアルバム3曲目の「ストローハットの夏想い」。海外のシティポップ・マーケットをよく知る彼が、彼女の隠れた名曲を昭和グルーヴにアップデートしている。

この記事をツイート

この記事の関連情報