ザ・ストラングラーズのデイヴ・グリーンフィールド、死去

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ザ・ストラングラーズのキーボード・プレイヤー、デイヴ・グリーンフィールドが5月3日夜、亡くなった。心臓疾患により入院中、新型コロナウイルスの検査を受けたところ陽性との結果が出ていたという。71歳だった。


バンドは4日(木)、オフィシャル・サイトおよびSNSを通じグリーンフィールドの訃報を伝えた。ベーシストのジャン=ジャック・バーネルは「5月3日夜、45年間に渡り僕の親友で長年の同僚だった音楽の天才、デイヴ・グリーンフィールドが、2020年のこの大パンデミックの犠牲者の1人として亡くなった。僕ら、世界中のストラングラーズ・ファミリー全員が悲嘆に暮れている。パム(グリーンフィールドの妻)に心からお悔やみを」と、ジェット・ブラック(Ds)は「僕ら、そして世界は親愛なる友人で音楽の天才を失った。デイヴは音楽の世界にいることが本当に自然だった。一緒に、僕らは際限なく世界中をツアーし、彼が何百万もの人たちから敬愛されていたのは明らかだ。偉大な才能、大きな喪失、とても惜しまれる」と、追悼の言葉を挙げた。

また、元フロントマン、ヒュー・コーンウェルからも「デイヴ・グリーンフィールドの訃報を知り、とても残念に思う。ザ・ストラングラーズと他のパンク・バンドとの違いは彼だった。彼の音楽スキルと温和な性格があのバンドに興味深いツイストをもたらした。彼は、Golden Brownの音楽を世界に与えた男として、人々の記憶に残るべきだ」と哀悼の意が寄せられている。

英国ブライトンで誕生したグリーンフィールドは、1975年、前年に結成したザ・ストラングラーズに加入。「Peaches」「Something Better Change」「5 Minutes」をはじめ、「Always The Sun」、バンド最大のヒット曲「Golden Brown」などをコーンウェル、バーネル、ブラックと共作。彼の特徴的なサウンドと演奏スタイルは、バンドの要の1つだった。

昨年11月には日本で約27年ぶりとなる単独公演を開催し、秀逸なプレイを見せてくれたばかりだった。

合掌。



Ako Suzuki
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