Akai Professional、MPC 2.8アップデート

パフォーマー及びプロデューサー向けの音楽機器メーカーAkai Professionalが、MPC Softwareの最新アッブデート「MPC 2.8」を発表した。
シンセエンジンからスタートし、ミキシング及びマスタリングFXを追加したソフトウェアスイートに、さらにそこからWi-Fiを使用したAbleton LiveとSpliceの統合に加えて、オートメーション機能が大幅に強化されるなどMPCは進化し続けている。今回のMPC 2.8ではMIDI Multi機能によりMPCがMIDIシーケンサースタジオの中核へと変貌する。
本アップデートによりMPCのI/O機能が大幅に強化されるため、クラス準拠のUSBキーボード、MIDIインターフェース、USB to CVモジュールを含むスタジオ内のさまざまなMIDI機器を同時に接続してルーティングすることが可能になる。これにトラック間の内部MIDIルーティング機能、MIDI互換シンセサイザー、ドラムマシン、サウンドモジュールの包括的なMIDIルーティング、マルチトラックレコーディング機能を組み合わせることで、MPCを制作の中心に据えることが可能だ。

そのほか、本アップデートでの注目すべき機能強化は以下。
「MPC 2.8」
■スタンドアローンMPCファームウェアから、任意のプログラム・タイプ用のノート・マッピングをカスタマイズできるようになりました。
■レトロスペクティブ・レコード - MPCはバックグラウンドでMIDIイベントを記録、ユーザーのひらめきを逃しません。
■- Q-Linkオーバーレイ - MPC LiveまたはMPC Oneで、タッチ・キャパシティブQ-Linkにタッチするとコントロール中のパラメーター及びその値がタッチ・ユーザー・インターフェース上で視覚的に確認できます。
■さらにカスタムPad Performコード・プログレッションやTrack選択をクイックタップでできるようになるなどワークフローの強化が多数施されています。
「MPCソフトウェアはリリースを重ねるごとに、スタンドアローンにおける音楽制作のエコシステムを再定義してきました」。そう語るのはAkai Professionalシニアプロダクトマネージャーのダン・ギルだ。「MPC 2.8はMPCの伝統的なワークフローを次のレベルに進化させます。MPCはスタジオに追加する単なる機材ではなく、あなたのスタジオの中心となるものです。ワークフローを切り替えたいときも、スタンドアローンでクリエイティブな世界に浸りたいときにもMPCはその期待に応えます」。

MPC2デスクトップ/MPC Live/MPC X/MPC OneユーザーはMPC2.8を5月15日午前0時より無償でダウンロード可能。既存のMPC V1ソフトウェアユーザーは99.99ドルでアップグレード可能だ。また新規購入は199.99ドルとなっている。
◆Akai Professional オフィシャルサイト
この記事の関連情報
Akai Professional、EWIを外部の衝撃から守るスタイリッシュなソフトケース「TRI BAG」リリース
Akai Professional「MPC One」の限定カラー ゴールドモデル「MPC One Gold」発表
Akai Professional、人気の25鍵キーボードコントローラー「MPK mini MK3」に限定カラーのレッドモデル登場
Akai Professional「MPC Live II」に名機を彷彿とさせるレトロなカラーの限定モデル登場、「MPC Live II Retro」発表
AKAI Professionalからスピーカー内蔵の次世代ウィンド・シンセサイザー「EWI SOLO」
AKAI PROFESSIONAL、MPK MINI MK3リリース&新たな音楽制作スターターキットをバンドル
AKAI PROFESSIONAL、「MPC BEATS」ソフトウェアリリース
AKAI Professional、MPC Live II発売
AKAI ProfessionalからコンパクトなスタンドアローンMPC「MPC ONE」登場
