ストンプボックスサイズのロータリースピーカーエミュレーションペダル「micro VENT」2モデル

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ロータリースピーカーのサウンドをストンプボックスサイズで実現するペダルが独Neo Instrumentsより登場。「micro VENT」がキャラクターの異なる2つのラインナップで5月22日に発売される。

「micro VENT 122」「micro VENT 16」は、ロータリースピーカーのサウンドをエミュレーションするペダルにこだわりリリースし続けるNeo Instruments社による、標準的なストンプボックスサイズの新モデル。兄弟モデルであるVentilator IIやmini VENT IIと同様の強力なDSPを搭載し、サウンドクオリティを損なわず非常にコンパクトなサイズに凝縮。小さいながらもよく考えられた操作性と、ドライシグナルをレイテンシーなくブレンドできる新たな“アナログブレンド”回路を搭載し、使いやすく仕上げた。


黒い「micro VENT 122」は、Ventilator IIのアルゴリズムを移植したLeslie 122をエミュレート。白い「micro VENT 16」は、Vibratoneギターレスリーをエミュレートした新設計のモデルだ。

■micro VENT 122


ベストセラーモデルのVentilator II、mini VENT IIと同様に伝統的なLeslie 122ロータリースピーカーをモデリングしたペダル。搭載アルゴリズムでは高音部ホーンと低音部ローターに各1本のマイクを使うという、クラシックなマイキングテクニックをシミュレート。両方のマイクの距離はDISTANCEノブで調整可能。回転スピーカーの深い動きとモジュレーションが生み出すリッチで複雑なサウンドは、あたかも実機がそこにあるかのような迫力。

■micro VENT 16


内部に10インチのスピーカーを備えたシングルローターによる、あのクラシックなギターレスリー“Fender Vibratone”をモデリングしたペダル。このアルゴリズムでは1本のマイクでVibratoneを捉えることをシミュレートし、キャビネットからの距離をDISTANCEノブで調整できる。そのサウンドはmicro VENT 122と比較するとそれほど複雑ではないが特徴的なもの。リズムワークやリードトーンにおいて、効果的な味付けをするのに最適なモデルとなっている。

両モデルとも標準的なストンプボックスサイズの堅牢な筐体に超強力なSHAR DSPを搭載。その他おもな仕様は、モノラルイン/モノラルアウト、2つのスピード設定(Speed 1は連続可変、Speed 2は Slow/Stop/Fastから選択)、仮想マイクからローターまでの距離を調整可能、アナログブレンド回路(クラシックなロータリーサウンドとレイテンシーのないドライシグナルをミックス)、バイパスおよびスピード切り替え用の5つの動作モードを備えたサイレントフットスイッチ、トゥルーバイパスまたはバッファーバイパスを切り替え可能など。サイズは113×65×47mm、本体重量は235g。電源は別売りで9V DC センターマイナス 2.1 mm プラグ仕様のアダプターを使用する(電池駆動非対応)。

製品情報

◆micro VENT 122(マイクロヴェント122)
価格:オープン(市場実勢価格 35,000円 税別)
◆micro VENT 16(マイクロヴェント16)
価格:オープン(市場実勢価格 35,000円 税別)
発売日:2020年5月22日
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