ディオン、新作でP・サイモン、B・スプリングスティーン、J・ベックらとコラボ
来月81歳の誕生日を迎えるアメリカのベテラン・シンガー・ソングライター、ディオンが、ニュー・アルバム『Blues With Friends』でポール・サイモン、ブルース・スプリングスティーン夫妻、ZZトップのビリー・ギボンズ、ストレイ・キャッツのブライアン・セッツァー、ヴァン・モリソン、ジェフ・ベックらとコラボした。
◆ディオン画像、動画
6月5日のリリースに先駆け、先週終わり、ポール・サイモンをフィーチャーした「Song For Sam Cooke (Here In America)」のミュージック・ビデオが公開された。ディオンはこの曲を、彼が1962年、サム・クックと一緒に南部の街を歩いたときの思い出をもとに作ったという。
ディオンは、「ポール(・サイモン)に初めて聴かせたとき、彼は僕と同じヴィジョンを持った。彼は、アメリカの人種差別についての曲だとは思わなかった。友情と理解の曲だとわかったんだ」と、コメントしている。
このほかすでに、ジェフ・ベックとコラボした「Can’t Star Over Again」のミュージック・ビデオが公開されている。
『Blues With Friends』のトラッキング・リストと参加アーティストは以下のとおり。
1. 「Blues Comin’ On」 with ジョー・ボナマッサ
2. 「Kickin’ Child」 with ジョー・メンザ
3. 「Uptown Number 7」 with ブライアン・セッツァー
4. 「Can’t Start Over Again」 with ジェフ・ベック
5. 「My Baby Loves To Boogie」 with ジョン・ハモンド
6. 「I Got Nothin’」 with ヴァン・モリソン & ジョー・ルイス・ウォーカー
7. 「Stumbling Blues」 with Jimmy & Jerry Vivino
8. 「Bam Bang Boom」 with ビリー・ギボンズ
9. 「I Got The Cure」 with サニー・ランドレス
10. 「Song For Sam Cooke (Here In America)」 with ポール・サイモン
11. 「What If I Told You」 with サマンサ・フィッシュ
12. 「Told You Once In August」 with ジョン・ハモンド & ローリー・ブロック
13. 「Way Down (I Won’t Cry No More)」 with スティーヴ・ヴァン・ザント
14. 「Hymn To Him」 with パティ・スキャルファ & ブルース・スプリングスティーン
ディオンは、スプリングスティーン夫妻とのコラボが実現した経緯について、こう話している。「この曲を初めてレコーディングしたのは、1987年、僕のゴスペル・アルバム『Velvet & Steel』のためだった。でも、完成しなかったんだ。パティの声が入ったこれを聴き続けていて、彼女にリメイクするのを手伝ってくれないかってお願いした。そして、彼女が歌い始めたら、ビッグ・サプライズがあったんだよ。ブルースがギターを持ってスタジオに現れ、ソロをプレイしていいかって訊いてきたんだ」
Ako Suzuki
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