元ポインター・シスターズのボニー、死去

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ポインター・シスターズの三女ボニー・ポインターが6月8日(月)、69歳で亡くなった。現時点、死因は明かされていない。

姉アニタはその日、「早すぎる。RIP スウィート・ベイビー・シスター。心が引き裂かれるほどの大きな喪失」とインスタグラムで訃報を伝えると同時に、「とても悲しいことに、今朝、私の妹ボニーが亡くなったとポインター・シスターズのファンに伝えなくてはなりません。私たち一家は非常にショックを受けています。皆さんが祈ってくれるよう願っています。ボニーと私はベスト・フレンドで、毎日話していました。喧嘩したことはありませんでした。もうすでに彼女がいないことを寂しく思っています」との声明を出した。

ボニーと妹のジューンはティーンエイジャーのときから歌い始め、ポインターズを結成。すぐにアニタが加わりポインター・シスターズとなり、1972年には長女ルースも迎え、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリース。ボニーが1977年に脱退するまでに「Yes We Can Can」「Fairytale」「How Long (Betcha' Got a Chick on the Side)」などがヒットし、「Fairytale」でグラミー賞最優秀カントリー・ヴォーカル・パフォーマンス(デュオ/グループ)を受賞した。

ボニーはソロに転向し、『Bonnie Pointer Red Album』(1978年)、『Bonnie Pointer Purple Album』(1979年)などのアルバムを発表。数ヶ月前、14年前に亡くなった妹ジューンを偲び、アニタとシングル「Feels Like June」をリリースしていた。

ポインター・シスターズはボニー脱退後3人で活動を続け、「Fire」「He’s So Shy」「Slow Hand」「Automatic」「Jump (For My Love)」「Neutron Dance」などがヒットし、グラミー賞をさらに2度受賞。2006年にジューンが亡くなり、2015年にアニタが脱退し、現在はルース、彼女の娘Issaと孫Sadakoの3人で活動を続けている。



Ako Suzuki
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