“ウクレレの神様”オータサン、85歳でニューAL『アメイジング・ウクレレ』発売

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世界的ウクレレ・プレイヤーであり、“ウクレレの神様”とも称されるオータサン(ハーブ・オオタ)のニューアルバム『アメイジング・ウクレレ』が、7月22日(水)にリリースされる。

現在85歳のオータサンの新作が日本で発売されるのは、2015年リリースの『ランデブー・イン・ハワイ』以来、5年ぶり。恒例のコンサートツアーも2017年から開催されておらず、ウクレレ・ファン待望のニューアルバムと言える。

今作『アメイジング・ウクレレ』は、オータサンが長年の演奏活動でレパートリーとしてきた“ウクレレ・クラシック音楽”の集大成と呼べる作品で、今年2020年1月にハワイでレコーディングされた。オータサン独自のソロ演奏により、「月の光」「ラプソディ・イン・ブルー」などの美しい旋律がリズムとあわせて重奏的に表現される他、「ボレロ」などの大曲では、ウクレレ1本では表現し切れない部分を、共同プロデューサーのピエール・グリルが巧みなアレンジでサポートし、スケールの大きなオーケストラ・サウンドを実現しているという。




なおオータサンは、先日NHK-BSで放送された「世界とつながる夜 ~ウクレレでリレー音楽会 第二弾~」(6月7日放送、6月9日再放送)では、ハワイからリモート出演した。

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■コメント(各ライナーノーツから抜粋)

この春びっくりするような知らせが舞い込みました。なんとオータサンが新しいアルバムを完成させたというニュース!
世界中が沈鬱な空気に包まれている2020年のこの時期に、なんという嬉しい知らせでしょう。そのニュースだけでボクの涙線は崩れましたが、届いた音源を聴いてさらにまた涙。ウクレレが奏でる珠玉のクラシック曲の数々。これぞオータサンしか出せない音です。一音一音に魂を感じます。オータサンの情熱が失われることは全くありませんでした。待っていてよかった。オータサンのファンでいてよかった!

──関口和之(ウクレレ愛好家)

1964年にレコード・デビューしたオータサンは、50年以上のプロ活動のなかでハワイアン音楽やポピュラー音楽はもちろんのことセミ・クラシック音楽をレパートリーとして演奏や録音をして来ましたが、今回のアルバム「アメイジング・ウクレレ」はそのセミ・クラシック音楽演奏の集大成としての録音記録に位置づけられる力作と言って間違いないでしょう。
さらにウクレレ1本では表現し切れない部分をシンセサイザーや環境音で巧みにカバーするというピエール・グリルのサポートがこのアルバムの輝きを増すのに一層役立っています。

──マット・コバヤシ(日本ウクレレ協会会員)

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■ニューアルバム『アメイジング・ウクレレ』

2020年7月22日(水)リリース
VICP-65567 2,600円+税
<収録曲>
01. 月の光(ドビュッシー)
02. ボレロ(ラヴェル)
03. ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュイン)
04. ショパン・メドレー(幻想即興曲~別れの曲)
05. メキシカン・ファンタジー(エル・サロン・メヒコ)(コープランド)
06. シューベルト・メドレー(セレナーデ~アヴェ・マリア)
07. マカレナ(モンテルデ)
08. コンチェルト第2番(ラフマニノフ)
09. マラゲーニャ(スペイン民謡)
10. 夢想(ドビュッシー)

Ukulele: Ohta-san
Inst., Arrangements: Pierre Grill (M-2, 5, 7, 9)
2020年1月、ハワイにて録音
ライナー:関口和之(ウクレレ愛好家)、マット・コバヤシ(日本ウクレレ協会会員)

■配信情報
iTunes Store、レコチョク、mora他、主要配信サイト、ハイレゾ配信サイト、定額制聴き放題サービスにて、7月22日(水)から配信スタート

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