ボブ・ディランの新作、全英チャートで初登場1位の見込み

ボブ・ディランが6月19日に発表した新作、通算39枚目のスタジオ・アルバム『Rough And Rowdy Ways』が、現地時間金曜日(26日)夜発表される全英チャートで初登場1位を獲得する見込みだという。
◆ボブ・ディラン画像
チャートを集計するOfficial Charts Companyによると、22日の時点で同作のセールスは他を大きく上回っているそうだ。このまま行けば、ディランにとって9作目の全英1位となる。彼のアルバムはこれまで1963年にリリースしたセカンド『The Freewheelin' Bob Dylan』を初めに、『Bringing It All Back Home』(1965年)、『John Wesley Harding』(1967年)、『Nashville Skyline』(1969年)、『Self Portrait』(1970年)、『New Morning』(1970年)、『Together Through Life』(2009年)、『Shadows In The Night』(2015年)が英国で1位に輝いている。
アメリカでは『Planet Waves』(1974年)、『Blood On The Tracks』(1975年)、『Desire』(1976年)、『Modern Times』(2006年)、『Together Through Life』(2009年)と5作品が1位を獲得しており、数では英国のほうが多く、『Together Through Life』以外は好みも違う。
週半ばの集計では、ボブ・ディランの『Rough And Rowdy Ways』の次にニール・ヤングが70年代半ばにレコーディングした『Homegrown』が人気で、アメリカのインディ・ロック・シンガー、フィービー・ブリジャーズのセカンド『Punisher』がそれらに続いているという。
Ako Suzuki
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