【ライブレポート】ベリーグッドマン、10万人が視聴した甲子園球場ライブ

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ベリーグッドマンが6月27日(土)に兵庫・阪神甲子園球場から無観客ライブ<ベリーグッドマン・阪神甲子園球場から無観客ライブを生配信~すべての球児たちへ>を配信した。

◆ベリーグッドマン MV、ライブ写真

ベリーグッドマンの歌う応援歌はアスリートたちから多くの支持を得ており、野球界では、広島東洋カープ時代の前田健太投手を始め、鈴木誠也(広島)、T-岡田(オリックス)、中田翔(日本ハム)、岩田稔投手(阪神)ら11球団26名のプロ野球選手のテーマソングに起用されている。また、高校野球の大会でもベリーグッドマンの曲はブラスバンドによって演奏され、多くの球児の背中を押してきた。

このように野球界と親和性が高いベリーグッドマンは今回、新型コロナウィルスの影響で練習や試合が思うようにできない球児たちを応援したいと、阪神甲子園球場からの生配信ライブを企画。同公演の配信は、約100,000人が視聴した。

配信当日、スコアボードに掲げられたベリーグッドマンの5つの旗がライトからレフトへの浜風になびく中、場内にベリーグッドマンの「ライトスタンド」のイントロが吹奏楽アレンジで鳴り響く。甲子園のスタンドを度々沸かせてきた大阪桐蔭高校吹奏楽部が演奏したバージョンで、早くも高校野球のスタンドの興奮が伝わってくる。


場内BGMが終わると、ホームベースの人工芝エリアにベリーグッドマンのHiDEX、Rover 、MOCAの3人が登場。この日の司会進行を務める井上雅雄(MBS毎日放送アナウンサー)からメンバーが紹介される。

MOCAが広い会場を見回し「場内からの拍手が鳴り止みません」とボケると、ROVERは「いま自分たちでできるのは歌うことしかできないのではと、この大舞台である阪神甲子園球場の力を借りて、僕たちのライブ、応援歌を届けようと企画しました!」とこの日のライブ実現の経緯を語る。


冒頭のトークが終わるとメンバーは演奏位置に移動。この間、この日のために新たに制作された「ライトスタンド ~すべての球児たちへ~」のミュージックビデオが紹介された。イントロでメンバー3人がメッセージボードを掲げ登場したあと、画面にはミネソタ・ツインズの前田健太選手、続いて阪神タイガースの岩田稔投手が。国内外のプロ野球選手19名が、球児たちへメッセージをボードに掲げ「ライトスタンド」のコーラスパートを歌っている。各々が自宅や球場で撮影した映像でミュージックビデオにリモートで出演。なんとも心にくい演出で、全国の球児たちに熱いメッセージが伝わったことだろう。


17時11分、いよいよベリーグッドマンのライブが始まる。場所はグランドでなく球場のライススタンド席。「球児達も土を踏めない今、僕たちの気持ちをスタンドから届けたい!」というメンバーの思いで、この場所からのライブが実現した。

1曲目は、彼らの代表応援歌「ライオン」。2曲目はMOCAの「俺たちからすべての球児たちへ ファンファーレ!!」というMCに導かれ、2014年4月にリリースされた「ファンファーレ」に。



この日、選ばれたのはベリーグッドマンのとっておきの応援曲ばかり。3曲目は「音楽に野球に支えられているという人は最後に一本指見せてください!」とメンバーが大きく右腕を掲げ、空に向かって指差して歌う「ハイライト」。4曲目にMBS毎日放送のプロ野球中継のテーマ曲でもある新曲「Answer」と続いたライブは、早くも最後の曲に。

HiDEXは「毎年ここで見れてた感動の瞬間が見られない」ことを残念がり、ROVERは自分たちで甲子園球場でライブをすることが夢だったと話し「春も夏も球児の皆さんがここを使えないと知り、胸が苦しくなりました。自分たちで、なにかすることが出来ないか?」と、この地で開催できたことの嬉しさを隠せない。



MOCAの「最後に、このライトスタンドから全力でこの曲を送りたいと思います!」を合図として、ラストナンバー「ライトスタンド」がスタート。この時点で、生配信が行われているYouTubeやLINE LIVEの画面には“アンコール”を求める書き込みが溢れており、井上アナからそのことが告げられると急遽、もう1曲演奏することとなった。予定外のこともあって歌詞が映し出されることはなかったが、画面を通じて観ている球児たちやファンに向け「Hello」を熱唱。“願えば叶う 鼻で笑われても明日は来る 何度立ち止まっても Never ending!”と熱いメッセージを届けた。

最後に「ライトスタンド」のミュージックビデオに出演した埼玉西武ライオンズの山川穂高、増田達至、森友哉の各選手、ミネソタ・ツインズの前田健太選手から球児たちに向けたメッセージ動画が上映された。

メンバーは「またここで会いたいと思います。貴重な時間をありがとう。必ずここに戻ってきてライブをやりたいと思います!」と残し、約60分に及んだ阪神甲子園球場・無観客ライブは終了した。この模様は、7月4日(土)まで閲覧できる。詳細はベリーグッドマンのオフィシャルサイトまで。


なお、この日のライブは無料配信されたが、投げ銭することも可能となっていた。売上の一部は日本赤十字社を通じて新型コロナ感染症の治療や研究開発にあたる医療機関に寄付される。


■<ベリーグッドマン・阪神甲子園球場から無観客ライブを生配信~すべての球児たちへ>

日時:2020年6月27日(土)17:00
場所:阪神甲子園球場
[セットリスト]
01.ライオン
02.ファンファーレ
03.ハイライト
04.Answer
05.ライトスタンド

Encore
06.Hello

■「ライトスタンド~すべての球児たちへ~」

2020年6月27日(土)公開
[友情出演プロ野球選手(アルファベット順/19選手)]
井上広大(阪神タイガース)/今宮健太(福岡ソフトバンクホークス)/岩田稔(阪神タイガース)/遠藤淳志(広島東洋カープ)/遠藤成(阪神タイガース)/大江竜聖(読売ジャイアンツ)/小幡竜平(阪神タイガース)/川瀬晃(福岡ソフトバンクホークス)/栗原陵矢(福岡ソフトバンクホークス)/高橋優貴(読売ジャイアンツ)/T-岡田(オリックス・バファローズ)/頓宮裕真(オリックス・バファローズ)/中村稔弥(千葉ロッテマリーンズ)/西純矢(阪神タイガース)/西巻賢二(千葉ロッテマリーンズ)/前田健太(ミネソタ・ツインズ)/増田達至(埼玉西武ライオンズ)/森友哉(埼玉西武ライオンズ)/山川穂高(埼玉西武ライオンズ)

◆ベリーグッドマン オフィシャルサイト
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