【インタビュー】SHE IS SUMMER、claquepotとのコラボ作で「今年の夏に寄り添えたら」

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■今年はいい出会いが多い

──では今回の映像/ビジュアル面についてもお聞きしたいのですが、現在『SIS WEB CM〜思い出の水族館編〜』が公開されていますね。

MICO:以前「君のせい」という曲でも夏のキャッチフレーズをつけたWEB CMをやったんですけど、それがなぜかいまだに人気で。例えば何かメディアに出させてもらった時に、スタッフの方から「あれが好きでよく見ていたんですよ」って声をかけてもらうことが今でも結構あるんです。そんなに皆さんの心に残っていたのかと思うと嬉しくて、じゃあせっかくだから復刻させてみようかなと思ったんです。





──4週にわたって公開されるということで、こちらも楽しみです。ジャケットのイラストもすごく素敵ですが、こちらについてはいかがですか?

▲SHE IS SUMMER/「summer end feat. claquepot」

MICO:ジャケット、可愛いですよね。これはYuta MIHIRAくんというイラストレーターの方に書いてもらいました。claquepotさんとやるからこそっていう、この楽曲にスッと馴染むようなものがいいなと思い、あまり先入観を与えないような、でも印象よく聴いてもらえるようなものにしたくて。風景みたいな感じがいいかなと思い、オファーしました。

──いい出会いになりましたね。

MICO:そうなんですよ。10代の頃からの友人が、「彼がいいと思うよ」って推薦してくれて、作品を見せてもらったらすごく合いそうだなと思えた。アルバムみたいに1枚通して浸って聴くのではなく、フィーチャリングで1曲だけが出るわけだから、先入観なく、ポンとどこに出ても大丈夫みたいな感じにしたかったんですが、まさにそういうジャケットになりました。

──ちなみに今回のタイトルになっている「summer end」は仮タイトルとしてMICOさんが付けていたものがそのまま採用されたと伺いましたが、MICOさんの脳内にはどんな景色が広がっていたんですか?

MICO:(しばらく考えて)お台場とか…、駒沢公園の大きな広場とか…、それと花火って感じ(笑)。すごく都会的で、星が少なくて、そこで手持ちの花火をしているみたいな。別に自分の原体験としてあるものではないんですが、たぶん、みんなが原体験として無いのに想像できる景色でもあるかなって思います。

──さて、コラボレーションによる配信シングルは今年すでに2作目になるわけですが、思いがけない出会いから生まれるものや、誰かと一緒に組むことで何かを発見していきたいみたいなところからの発案だったりするんですか?

MICO:確か、年末年始に行った旅先から「こういう人達とコラボしてみたい」っていうメールを(スタッフに)送ったんですよ。で、2020年はコラボイヤーみたいなところにふんわり流れ着いたんです。そのあとすぐコロナの影響で形にならなかったものもあって…。だからコラボイヤーと言いつつ、ひょっとしたら数は少なくなるかもしれないっていうのが現状なんですけどね。

──それは仕方ないことだと思います。

MICO:今回の旅ではトルコとジョージアに行ったんですが、ジョージアの言い伝えで、1月2日に起こったことはこの先1年を表すっていうのがあるらしくて。「いい日になるといいね」って言われて過ごしていたら、その日はすごくいい出会いに恵まれたんです。だからたぶん、そういうコラボみたいな発想が浮かんだんだと思うんですよね。でも本当に、今年はいい出会いが多い。去年はあまり出会えなかったけど、今年はすでにキーパーソンがいましたね。2人くらい。

──当たってますね。

MICO:SHE IS SUMMERを始めた頃、1人いたんですよ。たまにいません?この人と出会ったことで、急に(人脈が)ものすごく広がった!みたいな人。いろんな人を紹介してくれたりして。

──います、います。ちなみにメールで送ったコラボしたい人というリストの中に、第1弾としてコラボしたタイの兄妹シンセポップユニットPlastic Plasticも入っていたんですか?

MICO:いえ、そのメールよりも先に決まっていましたね。タイの夏フェスに出ることが決まっていたから、そこに向けて作ろうみたいな感じだったんです。Plastic Plastic、すごく可愛いんですよね。ああいう音色のバンドを探せって言われても他に出てこないくらい、唯一無二感があるなと思います。(兄のPokpongがやっているバンド)Gym and Swimも大好きなんですよ。ライブは見たことないけど音源はずっと聴いていたから、すごく嬉しかったです。

──Plastic Plasticとのコラボは、こちらからのオファーだったんですか?

MICO:そうです。去年アルバム『WAVE MOTION』でコラボしたmamakissとのレコーディングでタイに行ったんですが、もともと彼らは仲良しみたいで、そこから縁があって、快くオファーを受けてくれたんです。

──なるほど。せっかくですから、今後はそれぞれのアーティストとライブでもコラボできたら最高でしょうね。

MICO:本当にその通りで。それこそ2マンとかやって、その曲を一緒に歌う場を作りたいなって思いますよね。でも今は難しい状況ですから、何か面白いことを考えていければいいなって思っています。あとは9月3日にストリーミング・ワンマンライブなどすでに発表になっているものもあるので、今後はこういう新しい形での発信もぜひ楽しみにしていてもらえたらなと思います。

取材・文◎山田邦子

リリース情報

Digital Single「summer end feat. claquepot」
2020年7月15日(水)リリース

配信ライブ情報

<summer end one man live –streaming->
2020年9月3日(木)open19:50 / start20:00
出演:SHE IS SUMMER
¥2,000

[チケット]
先行販売:7月15日(水)20:00〜
一般販売:7月30日(木)〜 9月6日(日)20:00

先行購入特典:「出会ってから付き合うまであの感じ」~Acoustic ver.~
特典対象期間:2020年7月29日(水)23:59まで

チケット購入:https://sheissummer.zaiko.io/_buy/1nn3:6UH:1ef80

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