【インタビュー】B.O.L.T、純粋無垢な小学生とお姉さんの4人組がメジャーデビュー

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■1曲目から最後まで1日24時間の流れが表現されているんです
■喜怒哀楽の感情がハジけるような日常も感じられる曲順になっています


――「ここから」や「夜更けのプロローグ」など、かなりバンド色の強いサウンドが続いたので、グループとしてのカラーをしっかり打ち出せたスタートになっていましたよね。それこそ、ライブの流れもしっかり出来ていって。

白浜:さっきから話に出ていますが、(お披露目となったイベントの後にやった)「ここから」の発売記念イベントは本当に楽しかったんです。

青山:今でも、あの時の盛り上がりを思い出すことがあるくらいです。緊張しましたが、ファンの方の顔を見ていると緊張なんて吹き飛ぶんだなって思いました(笑)。

白浜:最初は大丈夫かなって不安もあったし緊張もしたけど、ライブが始まったら「楽しい!」って気持ちが勝っちゃってました(笑)。


▲『POP』【初回限定盤】


▲『POP』【通常盤】

――今お話に出た3曲(「星が降る街」「夜更のプロローグ」「ここから」)は、今回アルバムバージョンが収録されているんですよね。

高井:はい。新たに4人バージョンになっているので、ぜひ楽しみに聴いていただけたらと思います。

――その他、今年1月の「宙に浮くぐらい」、アルバムの先行配信シングルとしてリリースされた「足音」「SLEEPY BUSTERS」「BON-NO BORN」なども収録されています。バラエティに富んだ楽曲が並んでいますが、この曲順にも仕掛けがあるんですよね。

高井:そうなんです。このアルバムは『POP』というタイトルで、ポピュラーであったり、ポップミュージックとしてたくさんの方に聴いていただけたらという思いが込められているんですが、1曲目から最後まで聴いていくと、1日24時間の流れが表現されているんです。また時間だけじゃなく、喜怒哀楽の感情がハジけるような日常も感じていただける曲順になっているんじゃないかなと思います。夜明けの「星が降る街」ではこれから始まるワクワク感があって、朝の「足音」で歩き出し、「わたし色のとびら」あたりから夕方の雰囲気になっていきます。夜はちょっとエモーショナルな曲が多いかなと思いますね。


▲白浜あや

――リード曲の「axis」は夜の時間帯を描いた曲だと思うのですが、MVもすごく雰囲気がありましたね。

内藤:短い中でも、感情が大きく動いていくような曲です。最初はちょっと悩んでいるような表情、最後のあたりでは曲とリンクする時間帯に外で撮影しながら、だんだん明るい表情になっていくっていう感じになっています。

高井:空の色がこの曲と重なるまで、ちょっと待ったりして撮影をしてきました。

――ちなみに青山さんと白浜さんは、この「axis」が何本目のMV撮影だったんですか?

青山:最初が「宙に浮くぐらい」だったので、これが2本目です。

高井:あれはみんな、いっぱいジャンプしたね(笑)。

白浜:はい(笑)。でもスタジオでの撮影はこれが初めてだったから、すごく緊張しました。自由に動いていいよって言われても何をすればいいか分からなかったし、どういう表情をしたらいいのかも分からなくて(笑)。先に撮影をしていたお姉さん方(高井・内藤)を見ながら、勉強していました。


▲青山菜花

――歌や楽器と違って、MV撮影の練習ってなかなか出来ないですよね(笑)。

高井:そうですよね(笑)。今私達の撮影を見て勉強していたって言ってくれましたが、私自身まだ全然慣れていないんです。今回の撮影ではソファのような大きめの椅子を使ってフリー演技をするシーンがあったんですが、私もどうしたらいいか分からなくて肘をかけたりしていたら、スタッフさんから「それはちょっと強い女社長みたいだからやめようか」って言われて即やめました(笑)。

内藤:難しいよね(笑)。

――ここはぜひ注目してほしいというシーンはありますか?

青山:最初は表情が真顔に近いというか静かな感じなんですが、後半になるにつれてみんな笑顔で楽しく歌うんです。肩を寄せ合って歌っているあたりはすごく仲が良くていい感じの雰囲気が伝わると思うので、そこを見てほしいです。


――そこからもっと夜が進んで「スーパースター」は深夜みたいなイメージだと思うのですが、みんな夜の時間帯はどんなことをして過ごしていますか?やっぱり学校の宿題とか?

白浜:宿題は昼から始めているんですが、昼間は頭が全然冴えなくて。夜になるとすごくやる気が出てくるし、頭も冴えているからやりやすいなって思います。

高井:私も頭は夜の方が冴えているなと思うけど、勉強じゃないことは確かだな(笑)。動画を見たり、本を読んだりしています。あとは急にストレッチや筋トレを念入りにやって、寝る前なのにまた汗かいたりして(笑)。やっぱり夜の方がいろんなことをやりたくなっちゃうんですよね。

――そういう人、多いと思います。

高井:でも、私より夜の時間が充実しているのはるんぱんだと思う。

青山・白浜:(笑)。

内藤:私の夜は長いんですよ。

――“私の夜は長い”って、小説のタイトルみたい(笑)。

内藤:(笑)。もともと私は夜型なので、次の日に何もない時はそれこそ空が明るくなるまで起きているんです。夜がめっちゃ好きなんですよね。音楽も、夜っぽいものが好き。朝、昼、夜ってプレイリストを作ったりもしているんですが、夜がダントツに多いんです。夜っぽいしっとりしたものもそうだけど、逆にテンションが上がっている日は部屋の照明も変えて、盛り上がる感じの曲を流して、1人でウワーッ!!て歌ったりもしています。

――アルバムの流れ的には、そろそろ寝ましょうかってところですけど(笑)。

高井:寝る気、ないよね(笑)。

内藤:ないない(笑)。

――でも確かに、ラストの「寝具でSING A SONG」を聴いていると、寝るどころかライブのイメージが膨らんでしまって、ますます寝られなくなっちゃいました(笑)。

高井:それ、嬉しいです(笑)。この曲自体、夢の中でも歌って踊って騒いでいたいっていうものなんですが、るんぱんの場合それが現実で起こっているっていうね(笑)。

内藤:起きてる、起きてる(笑)。次にもしライブをやって、この曲が最後だったりしたら、ぐったり疲れられる曲だと思う(笑)。みんなで大合唱してね。ぐっすり眠れると思います。

白浜:この曲、最初に聴いた時から歌い出しの部分はみんなで歌いたいなって思っていました。最後もそうだけど、ファンの方とB.O.L.Tのメンバーと一緒になって歌いたいです。

青山:ハモリもあるから、みんなで歌うと楽しいと思います。それにこの曲を聴きながら寝ると、きっと楽しい夢が見られると思うからぜひ聴いてほしいです。

――もう少し先になるかもしれませんが、今後のライブはどういうものにしていきたいですか?

高井:このアルバムのおかげで私達の曲の幅もさらに広がったので、かっこいい部分とか、思い切りハジけて笑って青春!みたいな部分とか、いろんな面を出して行けたらなと思いますね。もう、想像するだけで楽しくなっちゃいます(笑)。

――B.O.L.Tの魅力、どんどん伝えていきたいですね。

内藤:はい。今回はちょっと恋焦がれる感じとか、盛り上がれる曲ももちろんあるし、王道っぽいものもあります。きっと、どれか1曲は「この曲調、好き!」とか「この歌詞は共感できる!」っていう部分があると思うから、ぜひこのアルバムを聴き込んでいただいて、次はぜひライブで生で見て、B.O.L.Tのことをもっと好きになってもらいたいなって思います。

青山:感動出来る曲は心から感動してもらえるように、盛り上がる曲はとことん盛り上がってもらえるように、これからも頑張ります。

――期待しています!では最後に、グループとしてこれからどんな風に活動していきたいか、どんな夢を叶えたいかなどを聞かせてください。

白浜:まずはいろんな方に聴いてほしいなという気持ちがあるので、例えばフェスやイベントで偶然私達を知ってくださった方が、「ちょっと気になったから、また見にきたよ」って言ってくださるくらい、惹きつけられるグループになりたいなと思います。

高井:私はずっと、野外でワンマンライブがしたいという夢があります。そのためには、今よりももっとたくさんの方にB.O.L.Tを知ってもらわないといけない。今はYouTubeで「B.O.L.T.V~ボルティービー~」という、メンバーの素が見られるような楽しい生配信をやっているんですが、その規模を大きくしながら、いつか地上波レギュラーを持てるくらいになりたいなと思っています。

取材・文●山田邦子




リリース情報

『POP』
発売日:2020年7月15日(水)
【初回限定盤】
品番:KICS-93922
形態:CD+Blu-ray
価格:¥2,727+税
【通常盤】
品番:KICS-3922
形態:CD
価格:¥2,273+税
[CD]収録順
1:星が降る街(ALBUM ver.)
2:足音
3:BON-NO BORN
4:宙に浮くぐらい
5:SLEEPY BUSTERS
6:わたし色のトビラ
7:axis
8:スーパースター
9:夜更けのプロローグ(ALBUM ver.)
10:寝具でSING A SONG
[Bonus Track]
・ここから(ALBUM ver.)
[Blu-ray]※初回限定盤のみ
MV+メイキング映像

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