【メールインタビュー】春夏秋冬、夏に訪れた恋の歌

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歌良し、ノリ良し、トーク良し、ビジュアル良し。そして全員が180センチ以上、文字通りの大型新人グループ「春夏秋冬」が、1stシングル「スタートライン」でメジャーデビューを果たしたのは今年3月のこと。その後の外出自粛期間も持ち前の明るさとポジティブ精神でたくましく乗り切り、満を持してリリースされるのが2ndシングル「1ページ目のLOVE STORY〜夏恋〜」だ。夏らしく爽快な曲調の、ロマンチックな大人のラブストーリーをつづった楽曲の魅力について、今回は4人へのメールインタビューの形でお届けしよう。

  ◆  ◆  ◆

■日常の中にふと訪れた恋

──予告どおり、春がテーマのデビュー曲「スタートライン」に続き、夏がテーマの2ndシングル「1ページ目のLOVE STORY〜夏恋〜」が出ましたね。TAKUYAさんは最初にどんなアイディアを持っていましたか?

TAKUYA:グループの名前でもある春夏秋冬をテーマに、常に季節を感じられる曲作りを考えています。そして今回は夏の曲なので、夏の甘酸っぱい恋愛の曲、そして夏らしい爽快な、聴いてくれる皆様が楽しめる楽曲を作りたい!と、みんなで意見を出し合いました。

──夏の恋の歌は、これまでにもJ-POPの中にたくさんありました。みなさんはどういう歌が好きでしたか?

TAKUYA:僕は「夏の終わりのハーモニー」と「真夏の果実」が好きです。切ない歌詞と聴きやすいメロディで、カラオケでも必ず歌う曲です。「夏の終わりのハーモニー」は、春夏秋冬初ライブで、まだSHOJIと二人の時にLIVEでcoverさせてもらったこともあって、大切な一曲です。

MASSE:夏は夏休みの始まるワクワクと、終わる寂しさのような、出会いと別れの両極端のイメージがあります。「波乗りジョニー」のようなアップから、「少年時代」のような少し切ない曲調も、夏を感じられて好きですね。

KEIGO:僕は、今年の夏に関してですが、タオル振り回して盛り上がる系よりは切なさを感じるような曲を聴いて、いつかの夏の思い出やその曲が流行った時代や聴いていた頃の情景を、思い出に浸りながらジョギングするのにハマってます。

SHOJI:季節に限らず、歌詞がヘビーな曲が好きです(笑)。大袈裟で「こんな出来事、実際ないだろー」って歌詞でも、曲になると意外とどっぷり入り込んでしまっている自分が結構います(笑)。



──「1ページ目のLOVE STORY〜夏恋〜」は、ピアノの軽やかなフレーズ、さわやかなバンドサウンド、素敵なストリングスやサックス、どことなく90’sな懐かしい感じがするメロディなど、聴きどころいっぱい。ずばり、お気に入りポイントは?

TAKUYA:まず注目して欲しいのが、夏の季節にぴったりの風鈴の音からスタートします。サックスのサウンドも夏を感じられ、特にこの楽曲は抑揚がたくさん付いていて、サビ前の静かに聴かせる場所とサビの盛り上がりなど色んな仕掛けがあるので、そういうところも楽しんで頂けたら嬉しいです!

MASSE:タイトルにもなっている、サビ頭の♪1ページ目のLOVE STORY、のメロディラインと共に駆け上がっていくストリングスがすごく気持ち良いです。サビに広がりを出す為に、Bメロを落とすだけじゃなく、ゴムのように後ろに惹きつけて開放するアレンジが最高ですね。

──歌詞は、日常にありそうな身近な、しかしドラマチックな出会いのシーンが印象的ですね。コンビニが舞台、仕事帰りで疲れた男、という設定は、トレンディドラマのような高級なかっこよさではないところにこだわりがある気がします。

TAKUYA:春夏秋冬のメンバー全員が30歳を越えていて、みんな働いていた経験もあるので、カッコつけずに仕事でクタクタで疲れて帰っている途中にささやかな幸せがあって、「そんな時もあったな」と思わせてくれる、懐かしいあの頃を思い出せてくれる曲です!

MASSE:日常の中にふと訪れた恋という、誰しもに起こりうる事がテーマになっているので、聴いてくれた皆さんがイメージしやすく、その世界に入り込みやすいと思います。春夏秋冬のライブはお客さんを僕らの暮らすシェアハウスにお招きするイメージで作っています。同じように曲の中にも入ってきてほしいですね。

KEIGO:そんなピュアな小さな恋の始まりが、僕にもあったようななかったような…でも僕はこの主人公のように、恋をしてしまったけどあまり知らない相手に声をかけて缶コーヒーを渡すなんて勇気はないです。

SHOJI:春夏秋冬は、僕らの住んでいるシェアハウスに応援してくれるみんなを招待して楽しんでもらいたいという気持ちがあります! なので気張らずカッコつけずという気持ちが主人公に表せたら良いなと思いました。TAKUYAは王子様なのでコンビニ行くかわかりませんが…(笑)。

──最後の「2本買った缶コーヒー、1つを差し出した」というオチが意味深ですね。これは?

TAKUYA:僕のイメージは、コンビニで2本買った缶コーヒーを、レジの前で一本店員さんに差し出して、「これ飲んでください!」とか「いつもありがとうございます」とか言って、その後は聴いてくださった方々に想像してもらいたいと思っています! ちなみに僕なら「君と出会えた事は運命だよ」って言いますね(笑)。

──ちなみに、この歌の主人公は、メンバーの中の誰に近いと思いますか?

TAKUYA:メンバーの中ならSHOJIだと思います。理由は、真っ直ぐ過ぎる性格なので店員さんに優しい言葉かけられたら良くも悪くもついて行きそうなので(笑)。

MASSE:メンバーで言うとSHOJIですかね。この歌詞のように話しかけられたらきっとメンバーにハイテンションで「聞いて聞いて」って話してきそうです(笑)。

KEIGO:MASSEかSHOJIは純粋に近いからありえるかな? TAKUYAとKEIGOはなんか違う(笑)。

SHOJI:それはこのメンバーの中では難しいと思います…みんなそういうアンテナが何年も前から折れてると思う(笑)。

▲「1ページ目のLOVE STORY〜夏恋〜」TYPE A盤

──歌入れは、どんなふうに進めていったんでしょう。

TAKUYA:苦労した事は、抑揚の多い曲なので優しく囁くように歌う場所や、張り上げる場所や、四層でハモるところは苦戦しました! 前作からLIVEの経験も出来たので、ハーモニーやメンバーとのユニゾンで歌う場所も息が合ってました!

MASSE:密を避ける為に今回はブースにはずっと1人でしたし、時間帯もずらしてのレコーディングでしたので、テンション感の合わせ方が難しい部分はありましたね。ただそこは上手いことディレクションしてもらいましたし、前回よりもメンバーと過ごす時間も増えて、どういう考えを持っているとかキャラも分かってきたので、息が合うのも早かったと思います。その上でメンバーの個性も声に出せていると思います。

KEIGO:今回4人が顔を合わさず時間帯をずらし、1人1人でのレコーディングだったので、完成のイメージがなかなか湧きませんでした。CDに入っている「カラオケVer.」を聴いてもらえたら分かりやすいんですが、なかなか難しいメロディになってるのと、コーラスにも力を入れました。普段メインパートで出さないような声で録っている、コーラス部分とかを聴いてみてほしいです。

SHOJI:落とす所は落とす、上げる所は上げるっていうメリハリが1番必要かなと思ったので、中途半端にならないように歌うのがレコーディングでは苦労しました…。ですが、おかげさまでみんなのセクシーさとハッピーさが一曲の中に詰め込めたと思います!

──もうリスナーのみなさんの反応は、耳に届いていると思います。どんな言葉がありましたか?

TAKUYA:リスナーの皆様からは、「夏にピッタリの曲」「覚えやすい歌詞」「懐かしいメロディ」などコメントを頂きました! これから聴いてくださる方には、懐かしい初恋を思い出してもらえたり、いくつになっても大人になっても青春は青春なんだよって事が伝わってもらえたら嬉しいです。

MASSE:ミュージックビデオもYouTubeで公開してますが、より曲を爽やかに縁取ってくれていて、リスナーの皆さんからは「もっと沢山の人に知ってもらわないといけない曲」と言われましたね。朝出かける前に聴いてほしいです。起きてテンション上がらない時にも、聴いて元気になってほしいです。

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