【ライブレポート/インタビュー】Day1はミュージシャンとパフォーマーの異種格闘技フェス!<17 ARTIST LIVE>

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――ダンスはいつもどんな練習してたんですか?

samu.:自分の部屋で曲をかけてひたすら踊ってました。あとは、例えば悲しい映画を観て、出演している俳優さんの表情をチェックして。映画の最後に流れるテーマソングに合わせてその映画を踊ってみたり。曲を聴いたときに、その曲の感情が伝わってきて、勝手に体が動いて表現したくなっちゃうこともあります。

――タレントを目指そうと思った理由は?

samu.:僕はよく、りゅうちぇるさんとkemioさんのハーフっていわれるんですけど。自分がタレントになれたら、メイクしても全然おかしくない、だけど男も女も愛せますよというところで、日本でこういう両性愛者の性別の人が目指すモデルになれたらいいなと思ったからですね。日本はまだまだ両性愛者という性別自体が浸透していなくて。性別を区別するにしても、おかまかオネエなんですよ。だけど、それっていわれたら絶対に本人は気持ちよくないんですよ。傷つくんです。最初はものすごく。ゲイっていわれたほうが絶対にいいんです。だから、私は「バイセクシャルです」、「両性愛者です」というワードをちゃんと伝えたいんですよ。タレントになれたら。タレントで有名人になれたら、いろんな学校を回って講演をしたいんですよね。小学校で性的マイノリティやトランスジェンダーの授業ってないじゃないですか? だからいじめとかが起きると思うんですね。それなら最初、低学年の頃から子供たちに男性、女性以外の性別が人間にはあることを教えて、男友達のなかに男好きな子がいてもおかしくないというのを知識として伝えていきたいなと思って。そういう活動をやるためには、タレントになるのが一番かなと思ったんです。あと、僕は自分でいうのもあれなんですけど、人を笑わせる力があるなと思うんです。

――踊ってるときは、あんなにシリアスな雰囲気なのに。

samu.:ダンスをしてるときは「samu.は別の人になる」っていわれますからね。曲がかかると、僕は感情系のコンテンポラリーダンスが得意なんで、シュッとその曲の世界に入っちゃうんですよ。

――17LIVEで配信をやりだしてみて、一番驚いたことはどんなことでした?

samu.:まず、人が観に来てくれることに驚きました。一番驚いたのはガーディアン(※)の存在ですね。僕、たまにDMとかでアンチがくるんですよ。「このゲイ野郎、配信やめろ」とか。そういうときにガーディアンが見守って、支えてくれる。それがなければ僕は17 ARTIST LIVEまでたどり着けてなかったですから。

(※ガーディアン→17LIVEにおいて、特定のライバーを強く応援している視聴者の称号。ライバー1人につき1人しかガーディアンになることができない。1回の任期は最大7日間)

――samu.さんが配信をするときに心がけていることは?

samu.:僕はエンターテインメント性とリアリティーのある配信というのを心かげてますね。なので、僕はどんなにコメントがこなくてもノンストップで話し続けるんですよ。もしも自分が視聴者として観たとき、コメントがないからってただぼーっとしてるだけの配信なんて見ても面白くないと思うんです。だったらひたすら話し続けて、コメントがきたら即鬼がらみするような人のほうが観てて絶対面白いと思うんですね。リアリティーのある配信というのは、キャラ作りをしないってことです。この性別はキャラではなく僕の個性なんですね。だから自分はそこを隠さず伝えてます。

――イチナナをやってみてよかったですか?

samu.:そうですね。イチナナをやらなければこんなに明るくいられなかっただろうし、こんなに自分の夢に向かってガツガツしていられなかっただろうし。もしかしたらタレントを諦めて料理人という道を選んでいたかもしれないので、本当に出会えてよかったです。

――夢には少しづつ近づけてました?

samu.:はい。いまテレビはYouTuberからタレントさんになる方がたくさん出てきたじゃないですか。私はそこで17LIVEから出ていこうと考えてるんですよ。本業はイチナナライバーだけどテレビにも出て、イチナナ出身のタレントになるのがいまの目標です。まだトップライバーではないので、日々頑張って目指していきたいです。

――samu.world.36の名前の由来は?

samu.:私の世界にきてほしい、触れてほしいという気持ちです。

――“男は度胸、女は愛嬌、samu.最強”というキャッチフレーズは誰が考えたんですか?

samu.:僕です。配信するときに「いくよみなさん、男は度胸、女は愛嬌、samu.最強!」って不意に出て来ちゃって。あともう一つ配信してるときに不意に出てきたワードに「すごばらしい」というのがありまして。これはすごいと素晴らしいをミックスした造語で、こちらも配信のなかでみんなで使ってますね。

――まさにsamu.world.36な世界ですね。それでは、BARKSを通して、samu.さんが世の中に訴えかけたかったメッセージを思う存分語ってください。

samu.:性別、関係ない。年齢、関係ない。宗教、関係ない。自分のありのままで、強く生きてほしい。たとえどんな偏見、悪口をいわれようが、自分はこれでいいんだ、これで幸せになれるんだというモットーがあるなら、それを強く押してほしい。あとは、自分の色をもってほしい。私、マイカラーというのをいつも大事にしてて。人間1人ずつ個性があって、コンプレックスも一つの個性なんですよ。だから、例えばここが嫌だと思うところがあったら、そこをどんどん押し出して「ここがあることがなんなのよ! こういう人間もいるのよ」と思って生きてほしい。それこそ自分だったら「こういう性別だけどどうしたの? これでも人間だけど」っていう風に。年配の方々ってみなさん『普通』という観念で縛りたがるんですよ。でも、2020年になってSDGs(Sustinable Development Goals)って出たじゃないですか? そのなかに「ジェンダー平等を実現しよう」というのがあるんですけど。普通っていう概念は各世代が作るべきなんですよ。昔の普通は男は女、女は男、それだけだった。だけど、今の若者は男同士でも大丈夫、女同士でも大丈夫って思えれば、きっとそれがその世代の普通になるんですよ。若い世代で僕たちの普通を作りましょう。

――それでは最後にみなさんに向けてメッセージをお願いします。

samu.:いままで応援してくれてありがとうございます。こんなsamu.でもみんなが支えてくれたからこそここまでこれました。みんながいなかったらsamu.world.36もなかったと思います。なので、これからもたくさんのイベントに参加していくので、みんなでsamu.world.family。それを僕はbaby monster familyと呼んでるんですけど。モンスターのように強いfamilyとしてみんなで上にのぼりつめていきましょう。これから応援よろしくお願いします。

取材・文◎東條祥恵

◆<17ARTIST LIVE Supported by Zepp>Player Dayライブレポート
◆<17ARTIST LIVE Supported by Zepp>Player Day出演者画像

■17LIVEについて

“Empower Artist, Entertain the World.〜才能を輝かせ、世界をワクワクさせる〜“をミッションに掲げる「17LIVE」は、ライブ配信を通じてあらゆる表現者の才能を輝かせ、これまでにない新しいエンターテインメントを生み出している日本No.1ライブ配信プラットフォームです。イチナナライバーには一般ユーザーはもちろん、世界で活躍する俳優、歌手、タレント、モデルなど著名人も積極的に参加しており、現在は世界4,500万を超える登録者を達成しています。

■ダウンロード
アプリ名 :17LIVE(イチナナ) - ライブ配信 アプリ
アプリ本体:無料
※一部有料アイテムがあります。
対応端末 : iPhone/Android版
提供場所 :App Store https://itunes.apple.com/jp/app/id988259048?mt=8Google Play https://play.google.com/store/apps/details?id=com.machipopo.media17

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