【ライヴレポート】TETSUYA (L'Arc-en-Ciel)、自身初のストリーミングライヴで「来年は20周年なので、何かありますよ」

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TETSUYA (L'Arc-en-Ciel)が7月19日(日)、自身初となるストリーミング ライヴ<TETSUYA “LIVE STREAMING 2020”>を開催した。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆TETSUYA (L’Arc-en-Ciel) 画像

本来3月1日(日)に<TETSUYA “LIVE 2020 SPRING”>と題して行う予定だったワンマン公演は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で7月19日(日)への延期を一旦発表。しかし、以降も新型コロナ収束の見通しが立たず中止に。その代わりに、開催日はそのままで、インターネットを通じて届けられた生配信ライヴが<TETSUYA “LIVE STREAMING 2020”>だ。SHOWROOM内の専用ルームでの独占配信となった同ライヴは、事前にチケットを購入したファンがアバターを設定。自宅など、それぞれの場所にいながらバーチャル空間に集って声援を送り、約1時間30分のライヴを楽しんだ。



ステージに登場したTETSUYAとサポートバンドJuicy-Bananasのメンバーは全員マスクを着用。2月末にリハーサルをして以来の再会となるメンバーと、本番直前、接触はせずに距離を保ったままの体勢でエア円陣を組み、「楽しみましょう!」とTETSUYAが発声して気合入れて、ライヴがスタート。

「lonely girl」「READY FOR WARP」「REVERSE」と畳み掛け、勢いよくライヴの幕を開けた。TETSUYAは歌唱するため途中で止む無くマスクを外したが、メンバーは着用のまま演奏。メンバー間はアクリル板で仕切られ、感染対策の意識高く進行していく。



「愛されんだぁ I Surrender」では、マイクをカメラに向けてファンのコーラスを求めるアクションをするなど、通常のライヴ同様のテンションのTETSUYA。「FATE」ではヘヴィでダークな世界へと一変。久しぶりの披露となる初期の名曲「SCARECROW」へ繋げ、深遠な世界へと引き込む。どのような曲調でも、TETSUYAの楽曲は美しいメロディーラインを備え、近年磨きが掛かっている表情豊かな歌唱力が、それを更に浮き彫りにしていく。

岸 利至(Key)、山崎 慶(Dr)、IKUO(Ba)、室姫 深(G)、Yoshitsugu(G)が順にソロ演奏を重ねていく濃密なバンドセッションを経て、衣装を着替えたTETSUYAが再登場すると、L'Arc-en-Cielメドレーを披露。「C’est La Vie」「Don’t be Afraid」「TRUST」「風にきえないで」というファン大歓喜の選曲は、TETSUYAのレギュラーラジオ番組『TETSUYA SATURDAY KING RADIO』に寄せられたリクエストのお便りから採用したものだ。



歌い終えたTETSUYAは、「昨日(7月18日)ソロデビュー19年目を迎えました!」と笑顔。岸がパソコン画面を見せ、リアルタイムで寄せられるファンの熱いコメントをTETSUYAに伝えようとしたが、「そのスピード、読めない!」と驚くほどの速さで殺到中。「ラルクメドレーの時はすごかった。『泣きそうになりました』とか『神~!』みたいな」と岸がコメントをピックアップ、「『衣装がかわいい』って結構出てましたよ」とも報告すると、TETSUYAは「皆お揃いでね。STEALTH STELL’A (※自身がクリエイティブ ディレクターを務めるアパレルブランド)の何かしらを身に着けてます」と明かした。

TETSUYA自身のスタイリングに関してはこの日、STEALTH STELL’Aでほぼ全てコーディネート (※未発表アイテム含む)。冒頭で着用していたマスクも同ブランドオリジナルで、初回販売時に完売。ライヴ終了後の21:00から再販したが、そちらも即完売となる人気ぶりである。




「LOOKING FOR LIGHT」からは盛り上がりが加速。本物の車のハンドルでつくった新マイクスタンドや水鉄砲を小道具として効かせながら、「Can’t stop believing」「I WANNA BE WITH YOU」とアッパーナンバーを連打。本編ラストは、ダンサーデュオBananaman Brothersが登場、パーティーチューン「Are you ready to ride?」を賑やかに繰り広げた。

アンコールでは、浄化作用のある透明感に溢れた歌声で「Eureka」を披露。最後の1曲として「Roullete」を放ち、自らタオル回しをしながら熱唱。ブレイクで時が止まったように全員がフリーズする場面では、カメラマンがステージに上がりメンバーを至近距離で撮影。ストリーミング ライヴならではの演出で、通常は観ることのできない姿を画面越しのファンに届けた。



恒例のバナナ投げも実施。カメラの向こうへと届けるように、TETSUYAは大きく腕を回し遠くへと放った。メンバーは一列に並び、手は繋がないままカーテンコール。すると、全員がフロアに降りて腕立て伏せをし始める、という驚きの展開に。これはライヴ終了後の楽屋恒例行事をオンラインで届けた形だ。TETSUYA自ら声を出して数え、39(THANK YOU)回をやり遂げると、全員で拍手。TETSUYAは笑顔で大きく手を振り、「まったね~」とファンに挨拶した。

ステージ上では中止の経緯を語ることはせず、楽しさの追求に集中し、新しい形でのライヴを届けてみせたTETSUYA。ソロデビュー19周年を迎えての初挑戦は、画面越しではあるがファンとの繋がりをより強くする意義深いものだった。従来のような形でのライヴ再開はまだ先行きが見えない時世だが、MCにあった「来年は20周年なので、何かありますよ」との言葉を楽しみに、今後の活動を心待ちにしたい。


取材・文◎大前多恵
撮影◎今元秀明

■<TETSUYA “LIVE STREAMING 2020”>7月19日(日) セットリスト

01. lonely girl
02. READY FOR WARP
03. REVERSE
04. 愛されんだぁ I Surrender
05. FATE
06. SCARECROW
07. Medley (C'est La Vie→Don't be Afraid →TRUST→風にきえないで)
08. LOOKING FOR LIGHT
09. Can't stop believing
10. I WANNA BE WITH YOU
11. Are you ready to ride?
encore
en1. Eureka
en2. Roulette

■Blu-ray&DVD『LIVE 2019 THANK YOU 4950』

2020年8月19日(水)リリース
【Blu-ray(XNLD-10065)】¥7,900(+tax)
【DVD(XNLD-10066〜67)】¥6,900(+tax)


▲Blu-ray


▲DVD

■10/3公演■
01. Fantastic Wonders
02. Make a Wish
03. READY FOR WARP
04. 愛されんだぁI Surrender
05. REVERSE
06. FATE
07. lonely girl
08. wonderful world
09. Eureka
10. 白いチューリップ(新曲)
11. empty tears
12. Time goes on ~泡のように~
13. メドレー(milky way~砂時計~Link)
14. Can’t stop believing
15. LOOKING FOR LIGHT
16. I WANNA BE WITH YOU
17. 瞳の住人
18. Are you ready to ride?
19. Roulette
20. 流れ星
■10/2公演■
21.EDEN
22.蜃気楼
23.15 ½ フィフティーンハーフ
24.TIGHTROPE
25.READY STEADY GO

※40代最後の日と50歳を迎えた当日を祝う2DAYSバースデーライヴ。2012年以降、TETSUYAの誕生日に合わせ、“THANK YOU”というタイトルを掲げて開催してきた。10月2日、3日と2日間にわたって舞浜アンフィシアターにて行われた今回のライヴでは、50歳という年齢を記念して、公演タイトルに“4950”というサブタイトルをつけ、TETSUYAの40代最後の日(10月2日)と、50歳を迎えた当日(10月3日)を祝う2DAYSで開催された。“THANK YOU”史上初となるバンドセットとアコースティックセット、その両方が楽しめるスペシャルなステージ構成で、新曲「白いチューリップ」の初披露や、TETSUYAが歌うL'Arc-en-Cielメドレーまで、節目でもある生誕祭にふさわしい豪華絢爛なライヴを展開。本編16曲に10/2、3での日替わり曲を合わせた全25曲とドキュメントMOVIEが収録されたボリュームたっぷりの仕上がりだ。

■特典■
・各ショップ特典:ピックキーホルダー(BLACK)
・mu-mo SHOP オリジナル特典:ピックキーホルダー(RED)
※mu-mo SHOPの特典は、「ピックキーホルダー(BLACK)」は付きませんので予めご了承ください
▼mu-mo
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▼楽天ブックス
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▼セブンネット
https://7net.omni7.jp/search/?keyword=tetsuyaty&searchKeywordFlg=1

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