ドン・ドッケン「もうギターは弾けない」

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今年初め、昨年秋に首と脊椎の手術を受けた結果、手が麻痺するようになったと明かし、自分のギター人生は終わったと悲観的になっていたドン・ドッケンは、その後、「1日1%良くなってるって言っておこう」「元に戻るのに1年かかるかもしれない。でも、戻らないよりはマシだよ。ああ、俺は良くなりつつある」とリハビリに励んでいる様子をポジティブに伝えていたが、それから数ヶ月が経ち思うように回復しないことから、再び「俺はもうギターは弾けない」と口にした。

◆ドン・ドッケン画像

彼は最近、『eonmusic』のインタビューでこう話した。「いま、セラピーを受けている病院から帰ってきたところだ。ああ、俺の右手な。俺はもうギターは弾けない。終わりだ。右手が麻痺してる」

「手術を受けてから7ヶ月が経つ。“辛抱強く。手は治るから。感覚は戻ってくる。我慢、我慢”って言われてきた。でも、7ヶ月だ。手はまだ動かない。動かないんだよ。それが現実だ。ときに悪いことは起きる。そうだろ? 俺はこれにはハッピーじゃないが、50年間ギターを弾いてきたんだ。楽しい時間は過ごせたわけだ」

彼の代理人は2月初め、「ドンは2019年11月初めに首と脊椎の手術を受けました。合併症があり、ドンの右腕と手が一部麻痺し、身体が全体的に衰弱していました。(悲観的になっていた)1月に行なわれたインタビュー以降、ドンの状態はとても良くなっており、医師は全快を見込んでいます。ただ、時間はかかります。いまだ物を握るのは困難で、現時点、ギターを弾くことはできません。でも、声に影響はありません。そういうわけで、いまのところ、この先の公演に変更はありません」との声明を出していた。

ドッケンは今月半ば、90歳の父親の世話をしていて新型コロナウイルスの感染拡大を不安に思うジョン・レヴィンの代わりに元メンバー(現ホワイトスネイク/ウィンガー)のレブ・ビーチをスペシャル・ゲスト・ギタリストに迎え、公演を開催した。8月以降もツアーを予定しているが、ドン・ドッケンは『eonmusic』のインタビューで、この先しばらく公演を開くのは難しいだろうとの見解を示した。



ドッケンは来月終わり、70年代後半から80年代初めにかけて作っていた未発表曲のコレクション『The Lost Songs: 1978-1981』をリリースする。

Ako Suzuki
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