Phew、Disciplesから最新作『Vertigo KO』9月リリース&即完のカセット音源を含めた2枚組CD発売

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日本のアンダーグラウンド・ミュージック界の伝説的なアーティスト、Phew。

◆ Phew 関連動画&画像

1978年に大阪で最も初期のパンク・グループのひとつであるアーント・サリーのフロントを務めたのを皮切りに、80年代にはソロ・アーティストとして坂本龍一、コニー・プランク、CANのホルガー・シューカイ、ヤキ・リーベツァイト、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのアレクサンダー・ハッケ、DAFのクリス・ハースなど、多くの著名なアーティストとのコラボレーションを行い、近年では、レインコーツのアナ・ダ・シルヴァ、ジム・オルーク、イクエ・モリ、オーレン・アンバーチ、ボアダムス/OOIOO/SaicobabのYoshimi(Yoshimi P-We)などとのコラボレーションも行っている彼女が、最新作『Vertigo KO』のリリースを発表した。

本作は、これまでに、ブラック・ロッジ、ボグダン・ラチンスキー、ヒズ・ネイム・イズ・アライヴといったカルト・ヒーローたちの未発表音源を世に発表して音楽ファンから一目置かれてきたレーベルDisciplesの審美眼に適った初の日本人アーティスト作品となる。

Phewの80年代初期のニューウェイブ指向の作品には、日本のみならず海外のコアな音楽フリークやレーベルから多くの関心が寄せられており、コラボレートしてきた著名なアーティストたちの数々も印象的だが、Disciplesは『Light Sleep』『Voice Hardcore』といった近年の作品は、彼女の素晴らしいキャリアの中でもモダン・クラシックと呼ぶべき傑作であり、Phewが今、再び最盛期を迎えていることを確信し、本作のリリースへとつながった。Disciplesが今回のリリースにおいて探求したいと思ったのは、まさに彼女の今なのだ。『Vertigo KO』は、前述の2枚のアルバムと同じ時期に録音された楽曲と、今回のリリース用に制作依頼された新曲を収録。アルバムには20ページのブックレットが付属しており、Phewについての文章と、表紙にもなっている塩田正幸の写真が収められている。

アルバムの発表に合わせて、アートワーク同様、寂れたショッピングモールを舞台にしたLisa Aokiが手掛けたアルバム・トレイラー映像が公開された。ファースト・トラック「The Very Ears Of Morning」も同時に解禁。


なおCDは日本限定での発売。『Vertigo KO』に加え、今年5月に超少数入荷発売、即完売となった幻のカセット『Vertical Jamming』の内容を加えた2枚組CD仕様。Phew本人によるブックレット解説訳、解説書が封入となる。また、ディスクユニオン限定でTシャツセットの発売も決定。CD、LPどちらもセット対象となっており、数量限定での発売となる。


『Vertigo KO』

2020年9月4日(金)リリース
Disciples/Beat Records
国内盤2CD BRC-654 ¥2,500+税
本人による解説訳/解説書封入

CD1 - Vertigo KO
1 The Very Ears Of Morning
2 The Void
3 Let's Dance Let's Go
4 The Very Ears Of Dusk
5 All That Vertigo
6 Midnight Awakening
7 Hearts And Flowers

CD2 - Vertical Jamming
1 Cheers
2 Encore
3 Drone

◆BEATINK オフィシャルサイト
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