エド・シーラン「ティーンエイジャーはもう僕の歌詞に共感しないだろうから…」

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かつて1日19時間携帯電話にくぎ付けだったというエド・シーランが、4年半前にその習慣を捨て、29歳になった現在、最早ソーシャル・メディアは自分に必要ないと感じるに至った理由を説明した。

英国の新聞『The Sun』紙に掲載されたインタビューで、彼はソーシャル・メディアについてこう語った。「ソーシャル・メディアって奇妙なものだよ。それを使って、時代の流れを追い、若い世代にアピールするのが僕の仕事だ。2015年とかその前、僕は多分、1日19時間はケータイを使ってた。常に投稿し続けてた。2015年に(X)ツアーを終えたとき、“少しの間、電話なしで暮らしてみよう”って思ったんだ。年中、メッセージが来てて、僕はそれに返信するか、彼らに会うのが自分の義務だって感じてたんだ。(ケータイから離れた)最初のひと月でものすごく肩の荷が下りた」

「僕はもうじき30になる。この次アルバムを出した時、16歳の子たちがそれに共感を覚えるとは思えない。だから、もう僕はソーシャル・メディアを活用する必要はないんだ。誰か別の人が投稿してくれる」

そして、ソーシャル・メディアは若い子たちにいい影響は与えないと話した。「友達に8歳の子供がいて、その子はiPhone 11を持ち、年中ソーシャル・メディアを使ってる。子供たちはクリエイティブになるのを止めてる。8歳の子はマカロニ貼り付けた絵を作るんじゃなく、TikTokを見てる」

彼はまた、「成功からは何も学ばない。失敗から学ぶ」と話した。「有名になりたいって思ってた人ばかりが有名になるわけじゃない。そうなってみると“思ってたほど楽しくない”って感じるんだよ」「成功から学ぶことはない。学ぶのは全て失敗からだ。地元でたった1人の観客に向かいプレイしてたときのほうが、ウェンブリー・スタジアムで4日間プレイしたときより多くを学んだ」

高校の同級生だったチェリーさんと結婚したシーランは、もともとケータイにしろアルコール、食べ物にしろ物事に依存しがちな性質だが、精神的にも健康面でも彼女からいい影響を受け、現在は落ち着いた生活を送ることができているという。

Ako Suzuki
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