グレイ・デイズ、チェスター・ベニントンは「少数であったとしてもファンからの批判を気にしていた」

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(C) Tom Preston

90年代前半、ティーンエイジャーだったチェスター・ベニントンとバンド活動を始め、一緒にグレイ・デイズを結成したショーン・ダウデル(Ds)が、チェスターの繊細で傷つきやすかった面について語った。

ダウデルはフィンランドの『Kaaos TV』のインタビューでこう話した。「俺ら、もちろん、彼が抱えていた問題について何度も話してきた。最初に言っておくけど、彼は大半の時間、本当にハッピーな奴だった。99%の時間、人生を満喫し、元気で、一緒にいると楽しくて年中笑ってる。そういう人に鬱は訪れる。(俳優の)ロビン・ウィリアムズや(シェフの)アンソニー・ボーディンがそうだ。チャーミングで外交的な性格だった。チェスターも似てる。彼は一緒にいると、“太陽より明るい”タイプの言動を取ってた。自分が感じている痛みを表に出すことはなかったよ。俺は長年に渡り、何度か辛そうなところを目にしてきたけど、長く続くことはなかったんだ」

「いまここで言うことは、よく知られてはいないけど事実だ。この話題にリンキン・パークのメンバーを巻き込みたくはないが、彼らも同意するだろう。彼らが『One More Light』をリリースしたとき、彼らが考えていたような、少なくともチェスターが思っていたようには迎えられなかった。彼はファンから否定的な言葉をたくさん受け取っていた。それは彼を本当に悩ませてた。俺ら、何度も話したよ。彼はすごく落胆し、Twitterのユーザーたちを非難してた。心を乱してた。俺は、“あんな連中にやり込められるな。その価値ないから。あの音楽はいい。あの手のたわ言は気にするな”って言ってたんだ」

ダウデンは、たとえ95%の人たちが気に入ったとしても、「自分のことはさておき、オンラインで他人を批判し続ける連中、俺が“地下にこもる負け犬”って呼んでる連中」が5%はいるもので、それが少数派であってもチェスターには苦痛だったと話した。

「チェスターは子供のとき性的虐待を受けていて、それはずっと彼に重くのしかかっていた。その結果、チェスターは“自分は十分じゃない、評価されていない、自分に価値はない”って考えるようになってしまったんだ。彼は、内面に抱えていたこういう虚しさについてあまり語れなかったんだと思う。彼は多くの人たちから称賛されてきたけど、それでも自分は十分じゃないって感じてた。彼は、“俺は十分賢いとは思えない。俺は十分いいとは考えていない”って言ってた」

チェスターは亡くなる前、グレイ・デイズの活動を再開しようとしており、彼らは先月終わり、3年の時を経て、チェスターのヴォーカルをフィーチャーしたアルバム『Amends』を発表した。グレイ・デイズはチェスターの命日だった7月20日、「俺らは毎日、君のことを考え、恋しく思っている。君が旅立ってしまったことを受け入れるのはいまだ難しいが、俺らは君がより良い場所にいることを祈っている。たくさんの愛を、ブラザー」と追悼の言葉を上げていた。

Ako Suzuki
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