【生中継直前インタビュー】indigo la End「いつも以上に研ぎ澄まされたライブに」

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生配信ライブ<indigo la End 10th Anniversary Visionary Open-air Live「ナツヨノマジック」>が、8月8日(土)19時よりCSテレ朝チャンネル1で生放送される。結成10周年記念ライブとなるこのイベントは、indigo la Endにとって初となるオーディエンスがいない状況でのライブとなる。手練れミュージシャンの集まりであるこのバンドにとって、お客さんがいないということはどんな化学反応を生むのか?川谷絵音(Vo、G)、長田カーティス(G)、後鳥亮介(B)、佐藤栄太郎(Dr)の4人に聞いてみた。


──もともとライブにおいて、お客さんのことはどんな風に意識していましたか?

佐藤栄太郎(Dr):ボクは視線恐怖症なんです。だから「そんなキラキラした目で見られても」って思いつつ、下を向いて叩いてました(笑)。

──長田さんはけっこう自分のギターと向かい合ってきましたよね?

長田カーティス(G):そうですね。余裕があるときは客席を見るようにしてましたが。フレーズが簡単な場合なんかは。

川谷絵音(Vo、G):「見せかけのラブソング」のAメロとか?

長田:「想いきり」のサビとか(笑)。やっぱりお客さんを見るとアガりますからね。

──ライヴでの後鳥さんというと、たえずメンバーとアイコンタクトをとっている姿が浮かびます。

後鳥亮介(B):誰かを見てないと不安なんです(笑)。盛り上がってる曲の時はなるべくお客さんを見るようにしてきましたけど。

──そして川谷さん。


川谷:ボクは会場の1階や2階の奥にある非常口の人を見てました。

──緑地に白抜きで走り出ようとしてるあの人?

川谷:はい(笑)。

長田:それ、10年前から言っている。

川谷:indigo la Endってお客さんがジッと見るタイプのバンドだし、特に昔はこっちもギター弾きながら動かずスタンドマイクの前で歌っていました。だから他に目のやり場がなかったんです。客席に変わった格好の人を見つけたりすると、気になって集中できなくなっちゃうし(笑)。

──とはいえ今回のようにいざそのお客さんがいなくなってみると、どんな気分になるんでしょうね?

川谷:まずライヴの手応えを測りようがないですよね。すでに無観客のライヴをやった人たちはそこをどう捉えてたんだろう?って思います。基本みんなが同じ空間で同じ音を聴いていたのが、それぞれの家のテレビで見ることになるし。

佐藤:そこは視線恐怖症の心配がない部分でカバーできるんじゃないか?…というのがボクの希望ですが(笑)。

川谷:だから、今回はお客さんがいない状態を基準に考えた内容になっています。

──いつもとは何が違ったりするんですか?

川谷:今回は野外で、そもそもステージじゃない所にセットを組んでいるので、そこだけとっても、お客さんがいない客席に向かってやるのとは全然違うんですね。

──そもそも〝いつものライヴ、マイナスお客さん〟みたいなスタイルにはしたくなかった?

川谷:はい。今は出来ないからお客さんを入れずにやるのではなく、画面上で見た方がより伝わる内容にしたかったんです。単にお客さんなしでライヴをやったって「やっぱりいつもの方がいい」ってなるだろうし。

長田:今回は映像もあるのでクリック(映像とズレないようにするためのカウント)を聴きながら。

川谷:そう、今回はほとんど全曲映像付きなんです。

──ほとんど全曲?だからタイトルで「Visionary」って謳ってるんですね。

長田:ボクらはおまけで。

──またまた(笑)。

川谷:でもほんと、映像があって音楽がある感じなんですよね。映像はいつもボクらのPVをやってくれている監督さんが担当してくれて。


──バンド側からの監督へのリクエストは?

川谷:これまでのPVに関してはけっこういろいろ言ってきたんですけどね。今回はちょっとだけ言って、あとは監督が思ったものにして欲しかったんです。ボクらの主観はあまり入れない感じで。

──このライブのために映像をたくさん制作してめちゃめちゃ大掛かりですね。

川谷:思った以上に大掛かりになりました。

長田:最初は10曲ぐらいって話だったのに気づいたら思ったより長くなってたし(笑)。

川谷:ゲネ(通しリハ)だけで3日間。あとは当日現地で。当日リハは昼なんで映像や照明は見にくいかもしれないけど。

佐藤:全部再現リハ、ほしいねえ。

──室内リハの時にスタッフさんが調光器で徐々にあたりを暗くしていくとか。

一同:(笑)。

──映像はメンバーのまわりに?

スタッフ:(見取り図を示して)こういう風になってます。

後鳥・長田・佐藤:へーっ。

──あ、初耳ですか?

スタッフ:ちゃんとメールしましたよ。

佐藤:実はみんな、チェックする余裕もないぐらいみんな緊張してるんです(笑)。

──ファンからのリクエスト曲はどんな感じでした?

川谷:「あ、この曲が1位なんだ」とか。

長田:「あれ、入ってない?」とか。

──その中から数曲やる感じですか?

川谷:いや、全体の8割ぐらいはアンケートの中からの曲です。いつものライヴと違って、今回は見る側の目と耳が画面に集中すると思うので、タイトにやることが熱量になるのかな?って思います。

佐藤:緊張してきたーっ。

後鳥:日比谷のときは栄太郎(佐藤)が間違って、お客さんが笑って、オレらもそこで解けたけどね。

川谷:配信だとそれは絶対無理。

佐藤:なんで不安をあおるようなこと、言うんだよ(笑)。

後鳥:緊張してます、ってテロップ出すとか。

長田:緊張メーター作って。

川谷:ひとりひとりの横に心拍数を表示したら、栄太郎だけドクドクって(笑)。まあ、これだけ演出も考えて生中継配信って初めての試みだから、お客さんがいないことが逆にプラスになるようなライヴにしたいです。メンバー同士がいつも以上に研ぎ澄まされたライブになると思いますので、楽しみにしてください。

取材・文◎今津甲
撮影◎西角郁哉


<indigo la End 10th Anniversary Visionary Open-air Live「ナツヨノマジック」>

放送日時:2020年8月8日(土)19:00〜
チャンネル:テレ朝チャンネル1
出演者:indigo la End
番組オフィシャルサイト: https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/variety/0438/

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