メアリー・ラティモア、10月リリースのAL『Silver Ladders』から2ns EPとして冒頭を飾る「Pine Trees」公開

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昨年の初来日(共演は盟友ジュリアナ・バーウィック)公演も好評を博したアンビエント・ハープの才媛、メアリー・ラティモアの、10月9日にリリースされるニュー・アルバム『Silver Ladders』からセカンド・シングルとしてアルバム冒頭を飾る「Pine Trees」が公開された。

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数々のアーティストに賞賛され引っ張りだこのLAのハーピスト、メアリー・ラティモア。絶賛されロングセラーとなった2018年の傑作『Hundreds of Days』のリリース以降、数々のワールド・ツアー、メグ・ベアードやスーパーチャンクのマック・マコーンなどとのコラボレーション・アルバム、シガー・ロスのヨンシーやジュリアナ・バーウィックなどの親しい実力派アーティストをフィーチャーしたリミックス・アルバムのリリース等を経て、スロウダイヴのニール・ハルステッドをプロデューサー/コラボレーターに迎え新作を完成させた。

ニール・ハルステッドとは、とあるフェスティバルに共に出演していた際に友人を介して紹介され意気投合し、次のアルバムの制作に彼をプロデューサー/コラボレーターとして迎え行うこととなったという。これまで基本的にメアリーは自身で制作をしていたので、それは大きな転機だった。そして飛行機で彼の住むコーンウォールのニューキーへ飛び、制作にとりかかった。実はその時点でニールはハープを録音したことがなかったようだが、不思議とそれは本当にうまくいったという古い飛行場に配置されたハルステッドのスタジオで9日間記録された本作『Silver Ladders』は彼女の新たな傑作として完成した。

エフェクターを駆使し、ハープを自在に操るメアリーの独特なスタイルはツアーや様々な経験を経てさらに洗練されており、ハープのレイヤーは広大に広がる中、ローエンドのシンセと浮遊するニールのギターがアクセントとなり、想像以上に噛み合ったサウンドに仕上がった。

一聴すると不協和なように感じられかもしれないが、潮の流れとともに変化する海洋の倍音のような彩り豊かなサウンドに引き込まれる。ニールの手を借り、両者のセンスが見事に融合し相乗したエモーショナルでドラマティックなサウンド。そこからはアーティストとしての自信が満ち溢れ、新たな境地へと到達した印象の、凛々しく美しい作品だ。


『Silver Ladders』

2020年10月9日(金)リリース
PLANCHA / Ghostly International ARTPL-138 2,000+税
※ボーナス・トラック1曲収録
※解説付き
※正方形紙ジャケット仕様

■TRACK LIST:
01. Pine Trees
02. Silver Ladders
03. Til a Mermaid Drags You Under
04. Sometimes He’s In My Dreams
05. Chop on the Clumbout
06. Don’t Look
07. Thirty Tulips
08. Self-Portrait of My Sister (Bonus Track)

◆メアリー・ラティモア オフィシャルサイト(Facebook)
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