ソニック・ユース、ノイバウテン……巨大フェスの原型『デソレーション・センター』日本語字幕版予告編解禁

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シネマート新宿が放つ真逆の新企画、まだ日本で紹介されていない新作、長年上映されていない旧作など、地下にうごめく数々の“アンダーグラウンドなロック・ドキュメンタリー映画”にスボットライトをあてる期間限定の特集上映<UNDERDOCS>にて、日本初上映となる、米国の砂漠地帯で行われたライヴイベントを描いたドキュメンタリー映画『デソレーション・センター』の日本語字幕付き予告編および、キービジュアル、場面写真が解禁された。

◆『デソレーション・センター』 関連動画&画像



1983年〜1985年にかけて、米国カリフォルニア州の砂漠地帯で行われたライヴイベント<デソレーション・センター>は、現代では巨大なイベントとして多くの人を集める<コーチェラ・フェスティバル>、<ロラパルーザ>、<バーニングマン>などの原型ともいえるイベントだ。それはアメリカン・パンク/ハードコアの嵐が吹き荒れた南カリフォルニアから発生した。『デソレーション・センター』はその知られざる異様なイベントの誕生の背景を、貴重なフッテージとコーチェラ創設者のゲイリー・トヴァー、ロラパルーザ主催のペリー・ファレル(ジェーンズ・アディクション)、バーニングマン共同創設者のジョン・ローなどの関係者、そしてサーストン・ムーア(ソニック・ユース)やチャック・ドゥコウスキ(ブラック・フラッグ)、マイク・ワット(ミニットメン)、スージー・ガードナー(L7)などの<デソレーション・センター>出演者や現場にいた人たちの証言と共に描いたドキュメンタリー映画。


80年代前半のロサンゼルスは実験精神と反抗精神にあふれた時代。ライヴシーンは小さく、全員が知り合い、奇抜で創造的なアーティストが毎夜ライヴを繰り広げていたが、ブラック・フラッグやミニットメンといったハードコア系のライヴは警察の取り締まりが激しく、ダリル・ゲイツLAPD署長は執拗に機動隊を送り込むなどパンク/ハードコア系の排除に動いていた(よってダリル・ゲイツは多くの若者たちから「本当に腐った男」と言われていた)。そんな取り締まりの激しさにライヴ会場の確保が厳しくなる中、オーガナイザーであるスチュワート・スウィージーを中心に、誰にも干渉されずに好きなライヴを見る目的で実施されたイベントが<デソレーション・センター>である。


「観客動員力でなく、実力をもとに出演者を決める」「営利目的ではない」「招待客なし」「バンドメンバーとボランティア以外は有料」「メディアの報道には一切頼らない」「広告は出さない」「お騒がせ者はお断り」「法外な値段で酒を観衆に売らない」「ダンス不要、ニューウェーブのディスコではない」という原則のもと、何もない大砂漠のど真ん中で3回、船上で1回、計4回のイベントが実施された。出演は、サベージ・リパブリック、ミニットメン、ソニック・ユース、レッド・クロス、アインシュツルテンデ・ノイバウテン、スワンズ、ミート・パペッツ、サバイバル・リサーチ・ラボラトリーズら、パンク、ロック、ノイズ、アート入り乱れる壮絶な面々……。


本作はそんな異常ともいえるライヴイベントの模様を多くの当事者たちのインタビューと残された貴重なライヴ映像で振り返る。特にソニック・ユースやアインシュツルテンデ・ノイバウテンのノイズまみれなライヴ、サバイバル・リサーチ・ラボラトリーズによるアートなのか環境破壊なのかわからない異常行動は地獄絵図といえるだろう。 監督はイベントの発起人であるスチュワート・スウィージー、出演は60名以上の当時その現場にいた猛者たち。本作で人々はこの日本では全く紹介されたことのないイベントが行われていたことに驚愕し、小さくても奇妙・奇抜・奇天烈なこのライヴが如何に現代の音楽シーンに影響を与えているかを感じるだろう。

この度解禁された予告編では、当時のテレビ番組で司会から「パンクはナチスなの?」と問われたブラック・フラッグのチャック・ドゥコウスキが「ナチスは警察のほうだ」と回答。1982年当時、パンク・ロックがブラックバンサーの再来のように危険視されていたことが伝えられる。そして大砂漠の岩山に人が立ち、何かが爆破され、ソニック・ユース、ノイバウテン、レッド・クロスらのライヴ映像の断片が映しだされる。「危険と生の実感は表裏一体だ」という発言はその模様が完全にアナーキー状態であったことを示唆。いかに革命的な出来事であったかが感じられ、この映画を観ることは歴史的な事件を目撃することと同じである事がわかる内容となっている。

なお、『デソレーション・センター』は、2020年9月11日(金)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋で開催されるロック・ドキュメンタリー特集上映映画フェスティバル<UNDERDOCS>にて日本初上映となる(本作の上映日は、ホームページにて確認を)。


『デソレーション・センター』

2018 年|アメリカ映画|93 分|BD|原題:DESOLATION CENTER
(C) 2018 MU PRODUCTIONS.
出演:SONIC YOUTH、MINUTEMEN、MEAT PUPPETS、SWANS、REDD KROSS、 EINSTURZENDE NEUBAUTEN、SRL、SAVAGE REPUBLIC 監督:スチュワート・スウィージー


■<UNDERDOCS>

シネマート新宿/シネマート心斎橋にて2020年9月11日(金)より開催
主催エスピーオー/ビーズインターナショナル/キングレコード
[上映作品]
『ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション』 
『レディオ・バードマン/ディセント・イントゥ・メールストロム』 
『デソレーション・センター』 
『ジョウブレイカー/ドント・ブレイク・ダウン』 
『D.O.A.』
『悪魔とダニエル・ジョンストン』
『AMERICAN HARDCORE』 
『ミニットメン:ウィ・ジャム・エコノ』 
『END OF THE CENTURY』
『FUGAZI:INSTRUMENT』
『バッド・ブレインズ/バンド・イン・DC』
『ザ・メタルイヤーズ』
『ギミー・デンジャー』
『ザ・スリッツ:ヒアー・トゥ・ビー・ハード』
『ジ・アリンズ/愛すべき最高の家族』
『L7:プリテンド・ウィ・アー・デッド』
『めだまろん/ザ・レジデンツ・ムービー』
『地獄に堕ちた野郎ども』
『フェスティバル・エクスプレス』
『ザ・デクライン』
『FILMAGE:THE STORY OF DESCENDENTS/ALL』
『ザ・ストーン・ローゼズ:メイド・オブ・ストーン』

◆<UNDERDOCS> オフィシャルサイト
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