【インタビュー】和楽器バンド、感染者ゼロの横浜アリーナ<大新年会>を終え未来へ歌う

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和楽器バンドが10月14日にニューアルバム『TOKYO SINGING』を発売する。これにあわせ、DAMの設置されたカラオケルームで視聴できる「DAM CHANNEL」にもメンバーがゲスト出演する。

◆撮り下ろし画像・MV

今回BARKSではこの「DAM CHANNEL」収録後にインタビューを実施。鈴華ゆう子(Vo)、町屋(G&Vo)、山葵(Dr)の3名に、明るく前向きで未だコロナ禍の続く状況に光を射してくれるような「Singin’ for...」の制作秘話や8月15日、16日に横浜アリーナで開催された<和楽器バンド 真夏の大新年会 2020 横浜アリーナ 〜天球の架け橋>を終えていま感じていることなどを語ってもらった。

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■今のこの苦難を乗り越えて、またみんなで一つになっている景色を想像して書いた

──今回「DAM CHANNEL」に出演されますが、和楽器バンドの皆さんはカラオケに行くことはありますか?

鈴華ゆう子:大学生まではカラオケによく行ってました。歌うことが仕事になってからはカラオケに行って歌う機会があまりなくて。だからツアーの時にちょっと立ち寄ったバーにカラオケがあったら歌うくらいかな。

山葵:僕も友達に誘われたら行く、くらいですね。メンバーみんなそんな感じかな。

鈴華ゆう子:そういえば自粛期間になる前くらいに、新宿二丁目のスナックで歌いました。 新宿二丁目では「千本桜」が圧倒的人気!

町屋:僕も「千本桜」歌ってってよく言われますね。でも僕ボーカルじゃないからすごい困る。

山葵:でも町屋さんは「ボーカルじゃないのに歌めっちゃ上手いじゃん!すごい!」ってなるんだけど、僕に振られたときめっちゃキツイんですよ。僕はドラマーだし、ただただ下手で微妙な空気になって終わるっていう(笑)。

鈴華ゆう子:大さん(神永大輔/尺八)は尺八を持ち歩いてることが多いから、「歌って」って言われるとその場で吹いて「わー!すごい!」ってその場の空気を自分に全部持ってくよね(笑)。

山葵:そう、尺八がなくてもペットボトルの蓋を外して音を出すこともできるしね。


──和楽器バンドの曲でカラオケで歌いやすいのはどれでしょう。

鈴華ゆう子:和楽器バンドの曲って、聴いてる印象よりも難しいんですよね。「知ってるのになんか歌えない」ってなるみたい。

町屋:「星月夜」は割と音域が狭いけど音符が細かいしなあ。「吉原ラメント」とか亜沙さんの曲は比較的歌いやすいかもですね。

鈴華ゆう子:でも、リズムに乗って楽しく歌ってくれたらそれが一番嬉しいです! DAMにはライブ映像も入ってますし、それも見て欲しい。新曲「Singin’ for...」はコーラスする部分もあったりするし、カラオケに向いてるかも。

山葵:最後のロングトーンがすごい見せ場にもなるしね。ぜひ挑戦して欲しいです。

──そう、「Singin’ for...」はすごく伸びやかで気持ちのいい、良い曲ですよね。久々の山葵さん作詞作曲です。

山葵:この曲は自粛期間中に作りました。僕たちは本当なら2月29日と3月1日に一年で一番大きいライブ<大新年会>をやる予定だったんですけど、それが中止になって。やるせない気持ちを抱いて自粛期間に入ったんですね。「本当はライブで大勢のお客さんとひとつの時間を作る予定だったのにな」という気持ちを抱きながら、「また次、いっぱいのお客さんの前で会場をひとつにするような曲があればいいな」というイメージで書きました。


──リード曲にぴったりの一曲です。

山葵:リモート会議で「Singin’ for...」がリード曲になるって決まって、会議が終わった瞬間に画面を切ってひとりで「よっしゃー!」って叫びました(笑)。

鈴華ゆう子:「Singin’ for...」はみんなでアルバム用に曲を出し合っている中で、一番明るくてキャッチーでいいんじゃないかって。

町屋:本当にねえ、おめでとうございます〜。

──サウンド全体を統括している町屋さんから見て、「Singin’ for...」はどんな曲ですか?

町屋:明るいですよね。明るいけど、ポップスではない。あくまでもしっかりロックっていうサウンドが軸にあるっていうのが、この曲のポイントだと思います。フェス向けですよね。

鈴華ゆう子:今までって、いい曲ができてリード曲に決まったらそのまま世に出すんですけど、今回は制作期間をたっぷりとれたので、スタッフさん達を含めて「もっとこうしたほうが良い」「ここの歌詞を変えていくのはどうか」というようなやり取りができて。曲作りとしては悩んだ部分もありましたけど、こうやってメンバー間で話をして追求できたのがすごく良かったと思います。

──ゆう子さんは歌ってみていかがでしたか?

鈴華ゆう子:歌の締めがセブンスで伸ばすっていうのが気持ちいいですね。あと、この曲の良さってサビの最後の二行に尽きると思っていて。“いつまでも歌うよ”から“you and me”ってところ、ここが曲の良さを強調してると感じました。

山葵:おっしゃる通りです。町屋さんもフェスっぽいって言ってましたけど、今のこの苦難を乗り越えて、またみんなで一つになっている景色を想像して書いたので。


──ミュージックビデオもまさにそんな光景が描かれていましたね。

鈴華ゆう子:監督さんには最初に「殻の中に閉じ込められてもがいているんだけど、その後に解放されて、大勢で喜び合っている画がイメージにあります」って話しました。

町屋:でも実際は合成用のグリーンバックで撮ってるから、あんな感じになってびっくりです。人がめっちゃいた(笑)。

鈴華ゆう子:“閉じ込められてもがいている”が監督さんの答えだと繭だったんだなとか、若い子たちがこんな風に走ってくれていたんだな、とかね。若い子たちめっちゃフレッシュだったよね! 8人分の演奏シーンの影でずっと走ってるんですよ。

──山葵さん的にもイメージにぴったりでした?

山葵:僕がイメージした以上に素晴らしい出来でした。最近のCGはすごい。

鈴華ゆう子:今回の監督さんとの相性も良かったと思います。

山葵:僕も基本的には何も言わなかったんですけど、一個だけ、「ラスサビ前の歩くシーンの大さんのすね毛が気になるのでカットしといてください」ってお願いしました(笑)。

鈴華ゆう子:え、それ結局どうなったんだっけ(笑)! 後でもっかい見直してみよ(笑)。

山葵:あとね、「wow〜」って合唱するところ。ここ、大さん尺八吹いてないんですよ。

町屋:あの部分はレコーディングの時に「僕、ここ歌おうかなと思って。尺八吹かないでお休みしようかな」って言うから。テレビで披露することになったりしたら彼の前にはマイクもないんだし、尺八を吹いてなかったらやることなくなるから吹けばいいのにってわかってたけど、「まぁいいや、やりたいようにやらせてあげよう」と思って(笑)。

山葵:そう、だからミュージックビデオでも結局、尺八持って振り上げて歌ってるんですけど、ほとんどカットされてる(笑)。

鈴華ゆう子:あれめっちゃ面白かったよね。私、自分のカメラで撮って元気ない時たまに見てます(笑)。大さんは視覚的な情報が強いから、下手すると私より目立つよね(笑)。

山葵:繭の中で尺八を吹くシーンでも、坊主頭が繭の天井に当たって音がしてたりね。


──神永さん以外の見どころも教えてください(笑)。

山葵:そうでした(笑)。やっぱりエキストラの子たちが走っている前で演奏するシーンはとてもかっこいいですよ。

鈴華ゆう子:今回衣装がすごくスポーティーで。今までの和楽器バンドのカラーとまた一味違うので、視覚的な楽しみもあるのでは。髪型も今回みんなインナーカラーを入れてみたり、べにやまっちー(町屋)は実際の髪の長さより長くしていたりとか、ビジュアル面もチェックしていただければと。

◆インタビュー(2)へ
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