氷川きよし、お公家さんからお姫様まで七変化する明治座<氷川きよし特別公演>が千穐楽

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写真提供:明治座 撮影:岩村美佳

氷川きよしが座長を務める<氷川きよし特別公演>が9月27日(日)、東京・明治座にて千穐楽を迎えた。

◆氷川きよし 写真

8月28日(金)にスタートした6回目となる明治座での座長公演は、前後左右1席ずつ間隔をあけた座席配置で、入場の際も検温や手指消毒を実施、ステージ上でも一定の距離を保つなど、感染症対策を徹底して行い、31日間全41公演をひとりの感染者も出すことなく完遂した。

公演は二部制となっており、第一部では芝居『限界突破の七変化 恋之介旅日記』を上演。こちらは2018年の<氷川きよし特別公演>で好評を博した、氷川演じる旅役者・恋之介が一座の仲間たちと繰り広げる明るく楽しい珍道中を描くオリジナル喜劇の第二弾となっている。


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳

芝居には、日本一の人気役者となりつつも役者としてより進化するため“自分らしさ”を見つけようと思い悩む嵐恋之介(氷川きよし)の他、公家・棚橋雪平(西寄ひがし)、影山主水(川野太郎)、興行師のお京親分(山村紅葉)、恋之介の育ての親である嵐源之丞(曾我廼家寛太郎)、謎の女・るい(真瀬樹里)らが登場。

ストーリーは、将軍の弟・松平景元との祝言が決まったが、それを阻もうとする何者かに命を狙われ、江戸に行くこともできない棚橋の娘・絢姫を助けることを決意した恋之介が、影山主水、お京親分、嵐源之丞、るいの力を借りて江戸を目指す、というものだった。

氷川演じる恋之介は、タイトルどおり能の衣裳で勇壮な舞を披露したり、お公家さんに扮したり、お姫様に扮して艶やかな振袖姿を披露したりと、目にも鮮やかなまさに“七変化”でファンを魅了。前回に引き続き共演する山村紅葉や曾我廼家寛太郎、西寄ひがしとのアドリブ満載のやりとりも楽しく、客席を沸かせていた。


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳

第二部『氷川きよしコンサート2020 in 明治座』では、股旅衣裳で登場し、デビュー曲「箱根八里の半次郎」を披露した氷川。感染症対策のため、お約束の“きよしコール”は3回の手拍子に変更。色とりどりのペンライトが揺れるなか、「大井追っかけ音次郎」「番場の忠太郎」など股旅演歌の数々を歌った。


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳

続いて紋付袴に着替え、「最上の船頭」「あの娘と野菊と渡し舟」、さらに2016年の『紅白歌合戦』にて熊本城の前で歌い話題となった「白雲の城」を披露し、会場中のファンはその熱唱に聴き入っていた。


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳

また、真っ赤なスーツで登場した氷川は、7月14日(火)にリリースしたシングル「母(D・E・Fタイプ)」より、表題曲の「母」とDタイプのカップリング曲「黄金岬」を披露。続いて黒紫ラメのボディスーツでガラッと雰囲気を変え、自身初のポップスアルバム『Papillon~ボヘミアン・ラプソディ』より「Never give up」「限界突破×サバイバー」「碧し」の3曲を歌唱すると、ファンもペンライトを激しくゆらし、大きな拍手で盛り上がった。


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳

アンコールでは、世界中の国旗の数々をあしらったスーツ姿で登場。「きよしのズンドコ節」では3回手拍子の“きよしコール”で大盛り上がり。最後に「大丈夫」を歌い、拍手喝采の中コンサートは終了した。


写真提供:明治座 撮影:岩村美佳

なお、今回は千穐楽ということで、コンサート後に、芝居に出演した役者たちが再度登場した。「稽古に入ったときは、本当に開催できるのか、やめた方がいいのか不安だった」という氷川。「でもやると決めたからには絶対に成功させよう!と決めたんです。スタッフの皆さんもひとりも感染者を出さないように、一生懸命(対策を)やってくださって。来て下さるお客様と一緒になって1か月間やり遂げることができて、本当に深く感謝しています」と語り、「今度は、客席の(前後左右を空けた)市松模様じゃなくて、全部満員の状態でやれることを目標に、また頑張っていきたいと思います」と決意を新たにして、31日間・全41公演の幕を下ろした。


提供:長良プロダクション

氷川は10月13日(火)にニューアルバム『生々流転』を発売。演歌あり、ロックありと音楽ジャンルの枠を超えた、まさに“ジャンル・氷川きよし”といえる内容となる。また、11月19日(木)から11月29日(日)まで、大阪府・新歌舞伎座にて、<新歌舞伎座2020 氷川きよし特別公演>を開催。同公演では明治座と同じ演目で、11日間・18公演を予定している。

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