エース・フレーリー、キッスのオーディションで「ボブ・キューリックの演奏にたじろいだ」

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元キッスのエース・フレーリーが、今年5月に急逝したボブ・キューリックの第一印象について語った。キッスのオーディションで初めて会い、その演奏力に怖気づいたそうだ。

フレーリーとキューリックは1973年初めにポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、ピーター・クリスが『The Village Voice』誌に掲載したメンバー募集の広告を見て、オーディションを受け、最終的にフレーリーが選出された。

フレーリーはそのときのキューリックの印象や自分が選ばれた経緯についてMetal Express Radioのインタビューでこう語った。「ボブのことをすごくよく知っていたわけではないが、俺は彼と友人で、何度かジャムしてきた。信じようが信じまいが、俺がキッスのオーディションを受けたとき、ボブもそれを受けていて、俺が部屋に入ったとき、彼が正にプレイしているところだったんだ。素晴らしいギター・プレイヤーだってたじろいだよ」

「ポールとジーンは、俺の方がバンドに合うとの決断を下した。それは、イメージの問題だよ。もちろん、俺はプレイできるし、起用だ。彼らが“Deuce”をプレイしたとき、俺は自分が知る限りのリフを持ち出し、5分間ソロを演奏した。ポールは、彼らはすぐに“こいつだ”ってわかったって言ってたよ。でも、2週間、それを俺には知らせなかった」

フレーリーはキューリックが亡くなったと知ったとき、「俺のギタリスト仲間の1人、ボブ・キューリックが70歳で亡くなったと知り、俺はとても悲しかった。ボブと俺は友達だった。俺らはいつもお互いを大いに尊敬し合っていた。ラッキーなことに俺らはコンベンションで何度かジャムすることができた。すごく楽しかった。ボブは素晴らしいギタリスト、スタジオ・ミュージシャンだった。長年に渡り、俺よりはるかに多くのアルバムでプレイしてる。彼の才能を考えれば、それは驚きではない。ミュージック・コミュニティは非常に寂しくなる。彼の弟で俺の友人ブルースとキューリック一家の皆にお悔やみを」と追悼の言葉を上げていた。

ボブ・キューリックは5月28日、70歳で死去。死因は明かされていない。弟ブルースは、新型コロナウイルスが収束した際、追悼式を計画するつもりだと話している。

Ako Suzuki
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