【ライブレポート】神宿、初のホールツアー完走。「次にまたホールツアーやる理由ができた」

ツイート

9月13日、神宿のホールツアーファイナルが、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで開催された。

◆ライブ画像(19枚)

今年2020年9月で結成6周年を迎える神宿は、グループとして初のホールツアーを開催。9月5日静岡市民文化会館、9月6日神戸国際会館の2公演を経て、13日パシフィコ横浜国立大ホールでファイナルを迎えた。

ソーシャルディスタンスに配慮した席割り、マスク着用で声出しも禁止と制約の多い条件の中、客席最後列まで席は埋まり、駆けつけたファンは拍手と手拍子、メンバーカラーのペンライトを振ってライブを楽しんだ。


ライブは1曲目、新曲の「Brush!!」からスタート。メンバーの自己紹介を挟んで、「はじまりの合図」「HAPPY PARTY NIGHT」「ぱらしゅ~と☆らぶ」とライブは続き、一ノ瀬みか、塩見きら、小山ひなのユニット曲「Erasor」を挟んで、MCへ。

ホールツアーファイナルの意気込みを聞かれ、「横浜でツアーファイナル、それもホールでということで、みんなの頭と心に、みんなの時間を刻んで行くんで、今日は最後までよろしくお願いします」と若干空回り気味に意気込みを語る羽島みき。「入ってきた瞬間、こんな広い会場で、ペンライトがきれいで、幸せだなと思いました」と塩見きら。「今日という日を楽しみに、いろいろなことを頑張ってきたので、その気持がみんなに伝わっ、伝わったらいいなと」とちょっと噛んでしまう一ノ瀬みか、「裏では緊張してたんですけど、みんなの顔を見たら安心しました」という小山ひな。「今日はホールツアーの集大成ですから、皆さん帰る頃には笑顔が止まらないように、神宿のライブ来てよかったなって絶対に思わせるんで覚悟しておいてください!」と羽島めい。




「ボクハプラチナ」「在ルモノシラズ」「タフ♡ラブ」「Ultra Cheer」「星空帰り道」と5曲続けて披露すると、メンバーは一旦ステージをはけ、スクリーンで映像がスタートする。映し出されたのは「はしめいの部屋」。羽島めいがホスト役のトークコーナーにスペシャルゲストとして登場したのは羽島みき。実の姉妹トークが繰り広げられると、ステージ上には衣装を着替えた羽島姉妹が。ここからは”世界の羽島姉妹”によるステージがスタート。1曲目は「ほめろ!」の姉妹ユニットVer.、続けて、姉妹ユニット曲「SISTERS」を披露。


姉妹コーナーが終わるとステージは再び暗転しスクリーンに「みなさん、突然ですが、五人の女の子たちがグリズリーに襲われそうになるお話を知っていますか?」のナレーションが。衣装を着替えたメンバーが登場し、歌うのはもちろん「グリズリーに襲われたら♡」。そのままライブは一気に終盤戦に。「Action!」「Life is やっぱ Beautiful! 」「全身全霊ラプソディ」「春風Ambitious 」「お控えなすって神宿でござる」と神宿ライブ鉄板の楽曲群で盛り上げる。

「ツアーファイナル、横浜ありがとうございます。いつも支えてくれるみんながいるから、私たちは進むことができています。大切なみんなに向けて、気持ちを込めて歌います」という羽島めいの曲フリで「それから」。そして本編ラストはグループの代名詞ともいえる一曲「KMYD」。一ノ瀬みかの「みんな、ありがとう!」の声でライブ本編は幕を閉じる。

最後にこの日の感想を語る神宿メンバー。「いままで当たり前だったことが当たり前でなくなってしまったけれど、こうやってみんなに会うこともできたし、配信で見ていただくこともできて。こうやって私たちが活動できているのは、本当にみんなのおかげなので、これからも何があっても神宿についてきてください」と羽島みき。「6周年を目前に控えた今、こんな素敵な会場で幸せな時間をみなさんと過ごせたことが、何よりもすごく宝物になったなと思っています。今日を糧にこれからも頑張っていきたいと思います。集まってくださって本当にありがとうございます」と塩見きら。「今日みんなと過した一瞬一瞬が私の胸の中にポカポカとしながら存在しています。今日、素敵な時間を過ごせて幸せでした。これからも私たちの応援をよろしくお願いいたします」と一ノ瀬みか。「ツアーファイナルを無事に迎えられて、みんなに会えて、ライブを届けることができて、本当に嬉しく思います。これからもどんどんどんどん進んでいくので、ずっとずっと愛してくれたら嬉しいです」と小山ひな。

最後に羽島めいが語る。「ホールツアー3ヶ所を回って、正直すごく不安だったんですよ。お客さんに楽しんでもらえるのかな、来てもらえるのかなって。すごいいろいろ考えていたんですけど、こうしてみんなが来てくれて、ツアー回って良かったなって思うし、みんなの顔を見れることが本当に幸せなことなんだなって、毎回毎回思っています。本当は、満員のホールが見たかったんですよ。いろいろな制限があることもわかっているけれど、やっぱり満員の景色が見たかった、きっと違う未来もあったと思うんですよ、いまの状況じゃなかったら。でも逆にね、だったらまた回ればいいじゃんって思ったのよ。2度目のホールツアーをやろうと。まだ何も決まってないんだけど(笑)。でも、次にまたホールツアーやる理由ができたじゃん(笑)。だから、今日来ているみんなは、次ホールツアーやるときは絶対来てよ!来てくれますか?(大きな拍手)ありがとう!今日しか見れない景色もあるけれど、次はまたきっと違う景色が見れる。だから、これからも変わらず私たちのことを愛してくれたら嬉しいなと思います。今日はありがとうございました!」

メンバーが最後のあいさつをして下がると、スクリーンには「順大発表」の文字が。2020年10月10日より<KAMIYADO Autumn Tour 2020 また君に会える>の開催が決定。さらに神宿初となるZeppツアーの開催も明らかにされた。

ここで配信の方のライブは終了。会場では、アンコールの拍手に応えて、ツアーTシャツに着替えたメンバーが再びステージに登場し、「CONVERSATION FANCY」と「Summer Dream」の2曲を披露。最後は、メンバー全員が手をつなぎ、地声での「ありがとうございました!」の挨拶で、神宿初のホールツアーは幕を閉じた。

コロナ禍での活動自粛期間を経て、夏の全国ツアー、初のホールツアーをやり遂げた神宿は、秋の全国ツアー、そしてグループ初のZEPPツアーへと、休むことなく歩み続ける。

Photo: 佐藤広理


■セットリスト<神宿 HALL TOUR 2020>

2020年9月13日 @パシフィコ横浜国立大ホール
01 Brush!!
02 はじまりの合図
03 HAPPY PARTY NIGHT
04 ぱらしゅ~と☆らぶ
05 Erasor
06 ボクハプラチナ
07 在ルモノシラズ
08 タフ♡ラブ
09 Ultra Cheer
10 星空帰り道
11 ほめろ!(姉妹ユニットVer.)
12 SISTERS(姉妹ユニット曲)
13 グリズリーに襲われたら♡
14 Action!
15 Life is やっぱ Beautiful!
16 全身全霊ラプソディ
17 春風Ambitious
18 お控えなすって神宿でござる
19 それから
20 KMYD
E1 CONVERSATION FANCY
E2 Summer Dream

■ニューアルバム『THE LIFE OF IDOL』

2020年9月30日 Digital Release
2020年10月21日 Physical Release
01. Intro:Attitude
02. Brush!!
03. 明日、また君に会える
04. MAD GIRL
05. 在ルモノシラズ
06. Erasor
07. SISTERS
08. Orange Blossom

<KAMIYADO Autumn Tour 2020 また君に会える>

2020年10月10日(土)大阪
2020年10月11日(日)名古屋
2020年10月17日(土)福岡
2020年10月18 日(日)福岡
2020年10月24日(土)名古屋
2020年10月25日(日)大阪
2020年10月31日(土)東京
2020年11月1日(日)東京
2020年11月8日(日)札幌
2020年11月14日(土)埼玉
2020年11月15日(日)東京(ツアーファイナル)
※会場等詳細については後日発表

◆神宿 オフィシャルサイト
この記事をツイート
365日、アイドルが作るアイドルメディア Pop'n'Roll 準備号創刊

この記事の関連情報