【レポート】<イナズマロック フェス 2020>8時間の生放送を完走「来年こそみんなで琵琶湖のほとりで」

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西川貴教主催フェス<イナズマロック フェス 2020>が9月19日(土)にオンライン開催され、総勢28組のアーティストが全国各地のライブハウス・スタジオからライブやスペシャルトークを届けた。到着したレポートをお届けする。

◆<イナズマロック フェス 2020>画像

滋賀ふるさと観光大使を務めるアーティスト 西川貴教が、自身の50歳の誕生日である2020年9月19日に、音楽イベント<イナズマロック フェス 2020>をオンラインで開催、滋賀県大津市にある滋賀県庁の知事室に設けた特設スタジオで午後1時から夜9時までの8時間、ひとりでMCを務め上げた。―――――

「イナズマロック フェス」は西川が発起人となり、琵琶湖の水質保全と地域創生をテーマに掲げて2009年から毎年9月に草津市烏丸半島で開催している滋賀県下最大の大型野外ライブイベントで、12年目を迎えた今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、イベント史上初のオンラインによる開催となった。

イベントでは、これまで「イナズマ」に出演したアーティストを中心に、ももいろクローバーZ、ゴールデンボンバー、May J.、BOYS AND MEN、ベリーグッドマン、清春、さだまさしなど総勢28組が、全国各地のライブハウスやスタジオから「音楽で日本を元気に!!」を合言葉に、ライブやスペシャルトークを繰り広げた。また、三日月大造滋賀県知事、滋賀県出身のボクシング第29代WBC世界バンタム級チャンピオン・山中慎介、ジャパネットたかたの髙田旭人社長なども出演し、地域創生や地元の若者をサポートする仕組みについて真剣な意見交換が行われた。

▼ももいろクローバーZ

<イナズマロック フェス 2020>のトップバッターは、イナズマの常連であるももいろクローバーZ。今年7月にオープンしたライヴ・ホール 横浜1000 CLUBから、まずは「あんた飛ばしすぎ!!」で景気良くスタート。さらにT.M.Revolution「LEVEL 4」の歌詞を、一部「結婚おめでとう」などに変えて披露した。ライブ後のトークで「恋バナしようよ!」と迫るももクロのメンバーに、西川は「変な替え歌にするのやめてっ!」「オンラインだとこうなっちゃうのかな、どうしてかなぁ」とタジタジだった。

▼BOYS AND MEN

東海エリア出身・在住のメンバーで構成された9人組エンターテイメント集団BOYS AND MENは、名古屋の劇場「BM THEATER」から生ライブ。「D.T.G」、「Oh Yeah」とエネルギッシュで勢いのあるステージングで魅せ、最後はT.M.Revolution「HOT LIMIT」のスーツ風な衣装に着替え、手作りの「結婚おめでとう」というデコレーションとともに「ヤングマン~B.M.C.A~」で盛り上げた。

▼ベリーグッドマン

一昨年のイナズマにオープニングアクトとして出演したベリーグッドマンは、地元・大阪のライブハウス Shangri-Laで「ライオン」「Dreamer」をプレイした。ライブ後のトークでメンバーが夫婦喧嘩中であることを話すと、西川は画面を通じて仲直りのメッセージを発信させるなど、気遣いを見せた。

▼清春

続いては、イナズマには2010年にSADSとして、さらに2014年に黒夢として出演、今回はソロでの出演となった清春。渋谷CHELSEA HOTELで、「SURVIVE OF VISION」を歌い上げた。清春は西川に向かって「昨日、誕生日のLINEスタンプいっぱい送りましたから」と話し、さらに「最近の僕の趣味は、西川さんをテレビで見ること。数少ない僕のお友達なんで」と笑った。

▼Hilcrhyme

2011年のイナズマに出演した新潟出身のHilcrhymeは、新潟にある自身のスタジオSTUDIO・DRESS REHEARSALから生出演。「グランシャリオ」「春夏秋冬」を披露、「(オンラインなら)日本全国からこうして繋がれる、ポジティブに受け止めていきましょう」とメッセージを発信した。

▼SEAMO

名古屋、東海地区を中心に活動するSEAMOは、名古屋BM THEATERで「アンビリ―バブル」「Continue」をプレイした。西川とのトークでは、地元名古屋のおすすめグルメとして、名古屋駅のホームにある「名代きしめん 住よし」を紹介。「新幹線のホームではなく、在来線のホームにある店舗のほうがおいしいのでこちらで食べてほしい」と話した。

▼ソナーポケット

イナズマの常連組である名古屋出身の3人組・ソナーポケットは、横浜1000 CLUBでライブ。「西川さん、お誕生日おめでとうございます!9月生まれの方、おめでとうございます!」と「キミ記念日」を、そして「大切な人へ」を披露した。滋賀にいる西川の元へは、ソナポケからの誕生日ケーキも届いた。

▼THE イナズマ戦隊

THE イナズマ戦隊は、渋谷CHELSEA HOTELで「喜びの歌」「応援歌」を披露。メンバーは2010年のイナズマ出演を振り返り、「僕らの出番の直前が大黒摩季さんで、客席は大盛り上がり。そのあと出て行った時の“誰、こいつら”って空気は忘れられません」と笑った。現在は楽曲制作などを行っている彼ら、「ここで踏ん張っていい曲を書いたら、いい未来が拓けると思っているので」と話した。

▼BRADIO

2014年にフリーエリアのステージに初登場、去年はメインステージのオープニングアクトとして出演したBRADIOは、横浜1000 CLUBからライブ。「幸せのシャナナ」「人生はSHOWTIME」をプレイした。西川は「(過去のイナズマでも)この感じで盛り上げてくれるのが嬉しくて。生で観たかったなぁ!」と漏らした。

▼感覚ピエロ

2017年のオープニングアクトとして登場した感覚ピエロは、渋谷CHELSEA HOTELから「感染源」「共犯」をプレイ。感染症対策をした上で11月23日に東京・恵比寿 LIQUIDROOMでワンマンライブを行うと聞いて、西川も「そうやな、やっていかないとな」と前向きな姿勢を見せた。

▼植村花菜

2010年のイナズマに出演した植村花菜は、大阪Shangri-Laから「トイレの神様」を披露。3年前にNYに拠点を移した植村、NYの友人は新型コロナの影響で今もなお外出できずに精神的な苦痛を感じたり、学校も始まっていないため子供たちも辛い日々を送っていると言う。「こんな中ですがみんなで乗り越えていきたい、音楽が希望になるよう活動を続けたい」と話した。

▼KEYTALK

イナズマには2017年から4年連続の出演となったKEYTALKは、横浜1000 CLUBから「BUBBLE-GUM MAGIC」「MONSTER DANCE」で盛り上げた。メンバーは「オンラインならではの良さもある。予定は変わってしまったが、時代に対応していければいいと思います」とポジティブに話した。西川は「また声をかけるので、大暴れするライブをお願いします!」と、イナズマでの再会を誓った。

▼ゴールデンボンバー

▼May J.

▼J×Takanori Nishikawa


スケジュールの都合で生配信に出演できなかったアーティストは、撮り下ろしライブ映像で参加。ゴールデンボンバー、May J.、J×Takanori Nishikawaが最新ライブを見せた。10代の頃から30年来の付き合いであるJと西川は、「ライブハウスには全国各地に知り合いもいて、みんなどうやって音楽を続けるか真剣に考えている。早く成功例を作りたいし、俺たちがそのきっかけを作れたらいいよな(J)」「見てくれている人の中には音楽をやっていて、ライブができなくなっている人もいると思う。しんどいけど頑張って続けていこうね。僕らもそういう気持ちを持って、前を向いていけたらいいなと思います(西川)」と、全国のミュージシャンにエールを送った。

またイベント中には、ジャパネットたかたが取り組んでいる「生産者応援プロジェクト」を紹介。これはコロナ渦において、ホテルや旅館で使われていた高級食材が行き場をなくしたことを受けて始まったもの。髙田旭人社長もオンラインで出演し、今後も西川とともに地方の名産品を全国へ紹介し販売していくと話した。途中で西川はジャパネットたかたの生放送通販番組に出演、滋賀県の近江牛の販売PRも行った。

さらに、ジャパネットたかたの本拠地でもある長崎出身のさだまさしもオンラインで参加、西川と髙田旭人社長との鼎談が実現した。さだが1987年から長崎で行ってきた音楽イベント『夏 長崎から』は、ミュージシャンが地元で開催する音楽祭の先駆け。さだは、「開催にあたりこだわったのは入場無料にすること。無料なら家族みんなで来てくれる。始めた時に生まれた子が大人になるまでは続けようと、20年間開催した」と話した。今年からはジャパネットたかたがその想いを引き継いで、「稲佐山音楽祭」として再開。西川も「イナズマロック フェス」の無料エリア充実に力を入れているため、「さださんと近い想いです」と語った。

他にも、アーティストのサイン入りグッズや本人着用の衣装などが出品されたチャリティオークションも開催、売り上げは琵琶湖の水質保全のために全額寄附される予定だ。

▼西川貴教

午後1時からオンラインで8時間にわたって生放送で行われた<イナズマロック フェス 2020>、ラストは西川が県庁内を歩きながら、毎年イナズマで最後に歌っている「Lakers」を熱唱。そして、「来年こそみんなで琵琶湖のほとりで暴れたいですね。このナンバーを、できれば全員で歌いたい。最高にハッピーな瞬間を取り戻せるよう、僕も明日から1年間頑張ります。来年、滋賀県でお会いしましょう!」と締め括った。

次回の<イナズマロック フェス 2021>は、2021年9月18日(土)、19日(日)の2日間、滋賀県立琵琶湖博物館西隣、烏丸半島芝生広場で開催される予定だ。

取材・文◎フジタアヤコ

<イナズマロック フェス 2020>

■日程:2020年9月19日(土)
■公演時間:13:00~21:00
<出演アーティスト>
西川貴教

[LIVE&TALK(COMMENT)]
植村花菜/感覚ピエロ/KEYTALK/清春/ゴールデンボンバー(事前収録)/THE イナズマ戦隊/J (LUNA SEA)/SEAMO/ソナーポケット/Hilcrhyme/BRADIO/ベリーグッドマン/BOYS AND MEN/May J.(事前収録)/ももいろクローバーZ

[TALK]
GEN (04 Limited Sazabys)/さだまさし/SHOGO (175R)/So・Tomonori (Fear, and Loathing in Las Vegas)/ROTTENGRAFFTY (N∀OKI・NOBUYA)

[COMMENT]
ASCA/IKE (SPYAIR)/打首獄門同好会/GRANRODEO/Da-iCE/土屋アンナ/山中拓也 (THE ORAL CIGARETTES)
※敬称略/50音順

■配信プラットフォーム:
[サブスクLIVE]
対応デバイス:スマートフォン・タブレット
※番組終了後24時間アーカイブ視聴可能
月額有料会員登録¥580(税込)のみで閲覧可能。会費収益は「Save the Live Project」に賛同する加盟ライブハウスに分配することで、ライブハウスの存続を支援します。
https://www.subsclive.jp/

[GYAO!]
対応デバイス:パソコン・スマートフォン・タブレット
※番組終了後24時間アーカイブ視聴可能
販売価格:¥3,500(税込)
販売期間:9/14(月)12:00~9/20(日)9:00
https://gyao.yahoo.co.jp/special/st_inazumarock/

[LINE LIVE-VIEWING]
対応デバイス:パソコン・スマートフォン
販売価格:¥3,500(税込)
販売期間:9/14(月)12:00~9/19(土)21:00
https://viewing.live.line.me/live/266

■問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (10:00~18:00)
■Official HP:http://inazumarock.com/
■Official Twitter:https://twitter.com/irf_official/
■Official LINE:https://line.me/R/ti/p/%40inazuma_rock_fes

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