マリリン・マンソン、デイヴ・グロール特製チェアの使用を断る

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マリリン・マンソンは、2017年秋に公演中、倒れてきた舞台セットの下敷きとなり負傷した際、デイヴ・グロールから特製チェア貸し出しの申し出があったが、断ったそうだ。

グロールは2015年夏にステージから落下し足を骨折したとき、ギターネックやライトをあしらったチェアを特注し、それに腰掛けながらパフォーマンスする形でツアーを続行した。この椅子は翌年、アクセル・ローズが同じく足を骨折した際、ガンズ・アンド・ローゼズのツアーで使用。昨年春にはカントリー・ロック・バンドOld Dominionのフロントマン、Matthew Ramseyにも貸し出された。

マンソンは、Apple MusicのZane Loweの番組で足のいまの状態について語る中、このチェアについて触れた。「俺の足には10のチタン製の(固定)ピンが取り付けられている。ここからここまで10個、いまだある。ずっとそうなんだろう。でも、ツアーしながら1年半リハビリをやらなきゃいけなかった。そんな状態でツアーしてたんだ。そしたら、デイヴ・グロールとアクセル・ローズが寛大にも彼らの椅子を(提供すると)申し出てくれた。俺は断ったんだ。スタンディング式の電動車いすを見つけたんだよ。それをショウの一部に組み込もうとした」

「あの時期は全然楽しくなかったよ。でも今は気にならない。バイオニックな足って感じだ。おかしなことに、空港で探知されないんだ。ヘヴィ・メタルな奴ってものがいるとしたら、それは俺の足だ。フル・ヘヴィ・メタルだ」

マンソンは2017年9月終わりにニューヨークで開いた公演で負傷し、11月初めにその電動車いすを使用しながらツアーを再開した。

Ako Suzuki
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