【レポート】<THE SOLAR BUDOKAN>DAY3、Anly「太陽にちなんだ歌をこのギターで歌います」

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昨年の<中津川 THE SOLAR BUDOUKAN 2019>に引き続き、ギター弾き語りでの出演となったシンガーソングライターAnly。弾き語りとは言っても、そのスタイルはアグレッシヴで遊び心に富んでいて、1曲目の「エトランゼ」からループマシーンを使ってカラフルな音とエネルギーを積み重ね、ギター1台と歌声だけで世界を彩っていく。

◆Anly 画像

「盛り上がっていきましょう」と呼びかけ、さらに「エブリバディ、シンギング!」と“♪オーオオ、オーオオ”と高らかにシンガロング。続く「FIRE」はさらにドライヴ感を増して、イントロから軽やかなギターのカッティングとコーラスを重ねてサウンドの土台を作り上げると、ソウルフルなボーカルでそのサウンドを艶やかに照らし、グルーヴの温度を上げた。ラップ調の気持ちのいいフロウは会場のテンションも上げていく感じで、夕暮れの森をもざわめかせる勢い。ついには両手でギターのボディを叩き、パーカッシヴなプレイでボーカルのボリュームもグイッと上げていく。実に情熱的で、白熱したライブだ。



「みなさんこんばんは、Anlyです。佐藤タイジさん、今年もまた呼んでくれてありがとうございます。こんな山の中で歌えることはなかなかないので、空気をいっぱい吸いながら楽しくやっていきたいと思います」──Anly

改めて挨拶をしたAnlyは、再びドクドクとその音楽の鼓動を高らかに鳴らして「We'll Never Die」へ突入。リズミカルなサウンドと、軽やかに舞うようなフォークロアなメロディはこの美しい森や山の雰囲気にぴったり。続く「DAREDA」のオーセンティックなギターの響きも力強く、また神秘的にも響いた。



後半は「<THE SOLAR BUDOKAN>ということで、もう陽は沈んでしまったんですけど、太陽にちなんだ歌をこのギターで歌います」と言って、2015年のデビュー曲「太陽に笑え」でスタートした。周囲に明かりがない環境で、ステージを照らす照明も華美でないが、その歌は晴れやかで、聴き手のパワーとエネルギーを充電していく。

彼女の歌のパワーをさらに実感させたのが、次の「Distance」だ。「どんなに距離が離れていても心は繋がっているよねという曲です」と紹介したこの曲は、アカペラで披露された。ギターの音がなくなってみると、周囲の虫の音や森の様々な音も聞こえてくる。この牧歌的で最高のサウンドを背に、そっと息を整えると、ふくよかなビブラートがかかったボーカルで歌を紡ぐ。ステージを作り上げるスタッフから大きな歓声と拍手が湧いたが、きっと画面の前の観客も同様だっただろう。そのくらい強く心を掴む力があった。伸びやかなファルセットが心と心を繋げ、想う人を抱きしめるように歌うこの曲は、コロナ禍で不自由さを感じる今の暮らしや、こうして無観客でのライブで、より力強く胸に響くのではないだろうか。言葉を超えた、音楽だからできることを、音楽だから伝えられる思いを、スッと差し出されたようだ。


そして最後に、観ている人とひとつになったこの時間を証明するように「Not Alone」を、ループマシーンを使ったひとりアンサンブルでアンセミックに歌った。最後まで眩しい笑顔だったことも、その音楽への最高のアクセントになったAnlyのステージだった。

取材・文◎吉羽さおり
撮影◎柴田恵理

【Anly@多摩あきがわライブフォレスト セットリスト】

01. エトランゼ
02. FIRE
03. We’ll Never Die
04. DAREDA
05. 太陽に笑え
06. Distance
07. Not Alone

【配信第二週目タイムテーブル】

■ハイブリッド型オンラインフェス<THE SOLAR BUDOKAN 2020>

▼DAY3
10月3日(土) 15:00〜21:00
※アーカイブ期間:10月9日(金)23:59まで
出演者:Anly / THE BAWDIES / ComplianS (佐藤タイジ・KenKen) / 藤原さくら / NakamuraEmi / 四星球 / ストレイテナー / Major in Body Bear (Taiwan) / ヤバイTシャツ屋さん
▼DAY4
10月4日(日) 15:00〜21:00
※アーカイブ期間:10月9日(金)23:59まで
出演者:Afro Begue feat. ComplianS / THE BACK HORN / Char / 民謡クルセイダーズ / 仲井戸“CHABO”麗市 / OAU / ROTH BART BARON / 竹原ピストル / 10-FEET
※仲井戸“CHABO”麗市はコメント出演と<中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2017>でのSPECIAL SESSIONを配信予定

【チケット】
販売開始:9月9日(水)18:00〜イープラスにて
・1日券:3,000円 (税込)
・1日券 [サポート1000]:4,000円 (税込)
・1日券 [サポート2000]:5,000円 (税込)
https://eplus.jp/sf/live/festival/ntsb


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