スティーヴ・モーズ、ディープ・パープル加入時「ブラックモアとサトリアーニ両方を意識した」
スティーヴ・モーズはリッチー・ブラックモアの後任として1994年にディープ・パープルに加入した際、ブラックモアだけでなく、ブラックモア脱退後の約半年間、ツアーで彼の代役を務めたジョー・サトリアーニの両方を意識し、初公演に臨んだという。
◆ディープ・パープル画像
FOX17 Rock & Reviewのインタビューで、ディープ・パープルでブラックモアの後任となることに怖気づかなかったかと質問されると、モーズはこう語った。「実際には、厳密に言うと、僕はジョー・サトリアーニの後を継いだんだ。彼がツアーを終えたんだからね。日本ツアーなんかがあったんだ」
「僕は、ジョーがプレイしているテープとリッチーがプレイしているテープをもらった。それで、僕は彼ら2人の演奏とアプローチを合体した人格を創り出し、最初のギグに臨んだんだ。それが僕が持ち込んだものだよ。他のメンバーが安心できるようにね。僕は、最初のギグの24時間前に彼らに会ったんだ。僕の役目は、準備を整え、ステージに上がりプレイすることだった」
「僕らが最初にやったのは……、ローディーが楽屋に小さなアンプやドラムなんかをセットアップしてくれていて……、イアン・ギランがコンガをプレイし、僕ら、ジャムし始めたんだ。僕が何か演奏すると、ジョン・ロードがそれに応答してくれた。“ワオ、彼はジャズ・プレイヤーみたいだ”って思ったよ。僕が違う風に演奏し返すと、彼も違う風に返す。僕は“これはクールだ。本当にジャムしてる”って思ったんだ。このバンドはどれだけ素晴らしいんだって驚いた。成功に甘んじている人は多いからね。でも、彼らはそうじゃなかった」
ブラックモアは日本ツアーが翌月に迫った1993年11月にディープ・パープルを脱退。その後、日本ツアーから1994年7月までのヨーロッパ・ツアーでサトリアーニが代理を務め、モーズは11月メキシコで開かれた公演で初めてディープ・パープルのステージに立った。
Ako Suzuki
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