イアン・ギラン「リッチー・ブラックモアと僕はどちらも嫌な奴だった」

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ディープ・パープルのイアン・ギラン(Vo)は数年前から元バンド・メイト、リッチー・ブラックモアとの関係が改善し、連絡を取り合うようになったが、その手段は限られているそうだ。

◆ディープ・パープル画像

ギランは英国の新聞『The Guardian』にこう語った。「リッチーは家にエレクトリックなものは何も置いていないんだ。コンピューターも電話もない。そういうものは持っていないんだ。だから、彼には完全に手が届かない。でも、メッセージは送り合ってるよ。かなりいい雰囲気だ」

また、過去の2人について「僕らはどちらも嫌な奴だった」と口にした。

ギランはロックの殿堂入りの式典への出欠をめぐり揉めた翌年(2017年)、ブラックモアとは「和解した。かなりのとこでね……。僕らはいまコミュニケーションを取ってる。多くの問題を解決した」と明かしていた。

彼はまた、今回の『The Guardian』のインタビューで、1972年以来ずっと歌い続けている「Smoke On The Water」について、以前、オペラ歌手のルチアーノ・パヴァロッティからこんなことを言われたとの逸話を伝えた。「彼はこう言ってたよ、“僕は君がこれを歌うのを6回聴いた。毎回違う。スピーディーなときもあれば、ゆったりしているときもあり、パターンを変えたり、ニュアンスが違うこともあった。でも、同じ曲だ。もし僕が、僕の有名なアリアのどれかでそれをやったら、もし表現や解釈をほんの少しでも変えたら、僕は批評家やファンから吊し上げられるだろう。オペラでは許されていないことだからね”って」

そして、ギランは「Smoke On The Water」を歌うのにウンザリしたことは一度もないと話したという。

イアン・ギランは今年8月、75歳の誕生日を迎え、ディープ・パープルは同じ月、21枚目のスタジオ・アルバム『Whoosh!』をリリースした。

Ako Suzuki
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