フェンダー、日野“JINO”賢二のこだわりを凝縮したシグネイチャーモデル「JINO Jazz Bass」がSHSピックアップ構成で登場

ジャンルを超えた数多くのトップ・アーティスト達のサポートおよびプロデュースや作曲を手がけ、トータルアーティストとしてひときわ信頼を置かれている日本を代表するアーティストの一人、日野“JINO”賢二のシグネイチャーベースがフェンダーより登場。「JINO Jazz Bass」が10月22日に発売される。


「JINO Jazz Bass」は、ニューヨークや日本で多種多様なミュージシャンとのセッションを重ねてきた日野“JINO”賢二こだわりの仕様を徹底的につめこみ、あらゆるジャンルやプレイスタイルに対応する。特にミドルピックアップにハムバッカーを採用したSHSピックアップに構成にこだわったという日野。

「フロントとミドル、またはミドルとリアといったピックアップコンビネーションは、フェンダーベース史上初めての仕様じゃないかな。組み合わせ次第で6パターンの音色が作れるうえに、パッシブとアクティブにも切り替えられる。ジャコ・パストリアスの音も出るし、マーカス・ミラーからラリー・グラハムのスラップまでできる」と、一本で多彩なサウンドが得られる魅力を語る。



鮮やかなSeafoam Greenのアッシュボディにマッチングヘッドが目を引く本モデルは、1975“U”シェイプのメイプルネックにホワイトパーロイドのブロックインレイが施されたローズウッド指板、フロントとリアに採用されたプレミアムヴィンテージスタイル70sシングルコイルJazz Bassピックアップ、クラシックなヘッドロゴや3プライのミントグリーンカラーのピックガードも印象的で、細部の仕様から見た目にも70年代の雰囲気をまとっている。


SHS構成のピックアップに2バンドのFender FEEQのプリアンプを搭載したアクティブ/パッシブ切り替え可能な3ピックアップ仕様。フロントピックアップやボリュームにアクティブとパッシブが切り替えられるPushu-Pullスイッチコントロールを採用。ミドルピックアップはクリーンかつ重厚感のあるサウンドを求めて厳選されており、そのミドルピックアップボリュームコントロールにもPush-Pull機能を搭載し、Pull時にはハムバッカーのみが独立して出力される仕様となっている。


ブリッジには豊かなサスティンと滑らかなテンション感を実現する重量感のあるHi-Massブリッジを採用。Hi-Massブリッジの厚みに合わせてネックポケットの角度が調整されており、ボディと弦の間隔を狭めることでスラップ奏法に最適なプレイアビリティを提供する。細かなフィンガリングもしやすい設計で、テクニカルなプレイにも対応できるようにと、プレイヤー目線に立ったJINOならではのこだわりが反映されている。


＜日野“JINO”賢二プロフィール＞

幼少の時、父とともにNYに移住。9歳よりトランペットを始め、16歳でベースに転向。17歳の時、ジャコ・パストリアスに師事する。19歳よりプレイヤーのみならずミュージックディレクターとしてプロ活動を開始。89年にはアポロシアターのハウスバンドの⼀員として出演。その後、父や叔父のアルバムに参加、NYブルーノートなどのライブハウスを中心にベーシストとして活動。2003年、アルバム『WONDERLAND』でのデビューを機に本拠地を日本に移して活動。Bob Marley、Deborah Harry、Jeff Mills、Keith Richards、Marcus Miller Band、MISIA、西野カナとの共演など、数々のライヴサポートやレコーディングワークと共に、エレクトロニック・ジャズ・カルテットSPIRAL DELUXEでの活動や、ジャズ、ファンク、R&Bをクロスオーバーさせた自身のプロジェクトJINO JAMなど、国籍・ジャンルを超えた世界の音楽シーンで活躍するスーパーベーシスト。