T-SQUARE、河野啓三在籍最後のアルバムを緊急発売決定

T-SQUAREが、8月に退団を表明したキーボーディスト河野啓三が参加する最後の作品『Crème de la Crème』をリリースした。

タイトル『Crème de la Crème』は、最上［最良］のもの、最高の人（人々）という意味。このアルバムは、河野啓三がT-SQUAREを退団する意向を表明したことを受けて急遽、企画作成されたアルバム。即ち、彼がT-SQUAREのメンバーとして参加する最後のアルバムとなる。

2019年2月、ロサンジェルス・レコーディング直前に急病に倒れ、アルバム参加が叶わなず困難な状況の中、懸命のリハビリを経て、同年12月の神戸・東京の公演で復帰、2020年6月発売の最新アルバム『AI Factory』では新曲3曲を書き下ろし、また編曲／演奏にも加わる復活を見せたが、2020年8月、河野本人から「自身の体調とリハビリに集中する事を優先する為、TSQUAREを離れ、自分のペースで音楽活動をしたい。」との強い意向を受け、このアルバム参加を以ってT-SQUAREを退団する結論に至った。

今後もT-SQUAREには作曲家として楽曲提供を続け、所属事務所も変わる事はない。そこで、永年温めていた企画「T-SQUAREのセルフカバーアルバム」に河野啓三をプロデューサーに起て制作を行うことを決定。彼の音楽監督的功績を称えると共に、彼の作品を再評価してもらうために、在籍時の仕事をまとめた「河野啓三WORKS」をDISC2としてCD化。また、特典DVDとして、本作のメイキングドキュメンタリー映像「Thanks a million! 河野啓三」を同梱する。