スティーヴ・ルカサー、初めて会ったジミー・ペイジからの言葉に感動

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Photo by Scott Richie

TOTOのスティーヴ・ルカサー(G)は、90年代初め、初めてジミー・ペイジに会ったとき、呼び止められ、感慨深いことを言われたそうだ。

ルカサーは『Innerviews』でその逸話を明かした。「ハリウッドでジミー・ペイジへ賞が贈られたときだ。俺はエディ・ヴァン・ヘイレンとそこへ行ったんだ。プライベートなイベントだったよ。エディと会場に到着すると、ジミーがゲストを出迎えていた。彼は僕を指さし、こっちに来ようとしたんだ。俺は“エディを指さしてるんだな”って思ったから、エディに“ジミーが君と話したがってる”って言ったんだ。そしたら、ジミーから“違う、違う。スティーヴ・ルカサー、こっちに来て”って言われたんだよ。俺がジミーのとこに行くと、彼は俺を名前で呼んでくれた。すごい興奮したよ。面食らった」

「ジミーからはこう言われた。“君に言いたいことがある。君が、スタジオ・ミュージシャンだったって過去がなければ、ギタリストとしてもっと真摯に受け止めてもらえただろうって話している記事を読んだ。僕とジョン・ポール・ジョーンズも60年代はスタジオ・ミュージシャンだったんだよ。それがどういうことか、わかっていない人たちが多い。君は誇りに思うべきだ”と。俺は彼をハグし、“あなたがそう言ったこと、言い回ってもいい?”って訊いたら、笑って、“いいよ”って言ってた。彼は最高にナイスな人で、俺の最大のヒーローの1人だった」

ルカサーはまた、このインタビューの中で、エドワード・ヴァン・ヘイレンについて「俺らはただのギター仲間じゃなかった。40年以上、真の友だった」と表し、彼の死に押し潰されそうになっていると話した。

TOTOは先月、ルカサーとジョセフ・ウィリアムスに加え、ベーシストのジョン・ピアース(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)、ドラマーのロバート“スパット”シーライト(ゴースト・ノート / スナーキー・パピー)、キーボーディスト/バッキング・ヴォーカリストのSteve Maggiora、キーボーディストのDominique “Xavier” Taplin(ゴースト・ノート)、マルチ・インストゥルメンタリスト/ヴォーカリストのWarren Hamを迎えた新ラインナップでツアー活動を継続すると発表した。

Ako Suzuki
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